31話 ページ31
休日
何も予定がない俺は、
おかんに言われ部屋の掃除をしていたけど…。
母「なんや崇裕、部屋掃除しよるんやなかったんか？」
崇「んー？
部屋掃除してたら、この本出てきてん。
懐かしいから、読んでたんよ。」
母「珍しいことしよるやん。
縁側で寝ながら見とるっちゅうことは掃除終わったんか？」
崇「んな！？よ、読んだらちゃんとするて…。」
おかんに苦笑いされながらも、
雲一つない晴れた空の下、日向ぼっこしながら、
ある本を部屋を掃除をするよりも真剣に読んでた。
それにしても、懐かしい…。
小さい時に習ったっきりやなぁ。
覚えるのが楽しくて、何度も練習したっけ。
そんな少年時代の小さな努力は、
少し擦り切れて古びた本が物語っていた。
それが今になって、役に立ちそうでなんか嬉しかった。
そう思ったのも束の間…、
母「崇裕〜。そこで暇を持て余してるんなら、
フミばぁに今日採れた野菜届けに行ってくれへん？」
崇「え…。はぁーい……。」
今、いいところやったのに、おつかい頼まれてもうた…。
まぁ、そんなん慣れっこやし、
フミばぁに会えるから、良しとしよう！
あ、フミばぁって言うのは、
俺らが住んでる住宅地の外れに住んでるおばあちゃん。
人柄が良くて、みんな大好きなおばあちゃんなんやで！
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あきおーはま(プロフ) - まいまいさん» コメントありがとうございます！完結まで頑張りたいと思います！！ (2018年5月29日 19時) (
レス) id: 071471cc89 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - 頑張って下さい。!!(⊃ Д)⊃≡ﾟ ﾟ (2018年5月29日 11時) (レス) id: 46ed081ddd (このIDを非表示/違反報告)
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