40話-You side- ページ40
A「あやみのお母さん。
あやみは？」
私は、酸素マスクをつけたまま、
あやみはどうしてるか聞いた。
そう聞くと、
あやみのお母さんはゆっくり首を横に振った。
未だにぼーっとする視界の中で改めて見えたのは
あやみのお母さんの目が赤かったこと。
ま、まさか…。
あやみ母「【あやみは…。もう、目覚めない。】」
そ、そんな…。
あやみは…、私を助けて。
あやみ母「【でも、死ぬわけじゃない。】」
A「え…？」
あやみのお母さんの言ってることはその時は理解できなかった。
でも詳しいことは、意識がはっきりして
少し動けるようになった時に詳しく聞いたんだ。
聞くのは辛いものがあったけど、
聞かないわけにはいかなかった。
あやみは私の方に近づいてきたトラックから、
助けようと一緒に巻き込まれてしまった。
眠る前、最後に感じた私を包む温かさは、
紛れもなくあやみのものだったんだ。
私は、幸い一命は取り留めた。
1週間ほど眠ってたらしいけど。
一方、あやみの方は当たりどころが悪くて、
意識が戻らなかった。
あやみは私が眠ってる1週間の間に
″脳死判定″が下されたんだって。
でもこれを聞いて、
献身的なあやみらしいなと思ったよ。
臓器移植の意思表示カードを持ってたんだって。
それで、私が起きた少し後に、
損傷が激しくなかった臓器の摘出をして、
全国に渡っていったんだ。
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あきおーはま(プロフ) - まいまいさん» コメントありがとうございます！完結まで頑張りたいと思います！！ (2018年5月29日 19時) (
レス) id: 071471cc89 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - 頑張って下さい。!!(⊃ Д)⊃≡ﾟ ﾟ (2018年5月29日 11時) (レス) id: 46ed081ddd (このIDを非表示/違反報告)
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