11話 ページ11
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あれから、話が尽きないうちに、
七色ヶ丘に着いてしまい、照史が降りてしまった。
残されたのは俺と…
本を読んでいるあの子。
終着の虹ノ橋は利用客がほんま少ない。
考えれば、
住むところは俺の家族と近所の数世帯やもんなー…
それにしても…
あの子は何処に住んでいるのだろう？
引っ越してきたとしても、なんでこんなど田舎に？
知りたいことは山ほどあるのに、
俺には話しかける勇気がなかった…
俺は所詮見知らぬ男な訳やし、怖がるかもやし…
(車内アナウンス)
「まもなく終点、虹ノ橋です！」
駅に着いて、あの子はささっと降りてしまった。
俺も慌てて降りる。
あの子は住宅地とは反対の方向に歩いていく。
夕方の少し暖かくも少し冷たい風が、
彼女の髪をサラッと揺らしていた。
ドキッ。
すると突然、
俺の心がキュッと締めつけられるような感覚がした。
今まで感じたことがない感じ…。
どうしたんやろ、俺…
気づけば、あの子がいなくなるまで
ぼーっと歩く姿を見つめてしまっていた。
その時…。
崇「ん？あ…。」
足元を見ると何かが落ちていた。
崇「しおり？」
手にとって見るとそれは
桜柄で上にピンクのリボンがついたしおりやった。
そう言えばあの子、読書の時…
あの子が落としたんやろか？
今度見かけた時、渡したろ。
そして…。
勇気出して話しかけてみようかな？
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あきおーはま(プロフ) - まいまいさん» コメントありがとうございます！完結まで頑張りたいと思います！！ (2018年5月29日 19時) (
レス) id: 071471cc89 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - 頑張って下さい。!!(⊃ Д)⊃≡ﾟ ﾟ (2018年5月29日 11時) (レス) id: 46ed081ddd (このIDを非表示/違反報告)
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