【魔入間】財団職員、魔界へ転生しても働きます

九話 ページ11

煙が完全に晴れると、目の前には……


「まさか君に会うとは思わなかったよ………トカゲ君」


SCP-682、通称不死身の爬虫類という名の体が大きいトカゲが現れていた。そして、こいつは人間にとてつもなく敵対的だ。


ナベリウス「何だこいつは！」

「えっと……狂暴なトカゲです」

トカゲ「あ゛ぁ？何だと？！」

「ちょっと君は静かにしてて？」

ナベリウス(バエル家は謎が多いとは知っていたが一体何なんだこの生物は？しかも喋っているとは…)


すると不死身の爬虫類は他の生徒の方を見たので容赦なくしつけを発動した。急にだって攻撃されたら困るからね。


アズ「流石ですA様！しかしその生き物は一体……」

「しっ、新種の生き物なのかもね！とにかく！次はアズ君だろう？頑張ってね」

アズ「はい！A様のご期待に添えるよう頑張らせていただきます！」

「大袈裟じゃないかな？！」


取り敢えずは話を反らせた！その後、アズ君の使い魔召還が終わり、美しい蛇のような生き物だった。本でみたことあるけどあれゴルゴンスネークかな？


アズ「入間様、A様」

入間「凄いねアズ君！格好いい！」

「とっても美しいしね。」

アズ「ありがたきお言葉。」


ナベリウス(ゴルゴンスネーク。流石はアスモデウスの家系といったところか…特待生に敗れたと聞いたが､あの実力で？信じがたい……が､まあすぐに分かる…奴がいか程の実力か……)


それはともかくアズ君の使い魔羨ましい。何故私のはよりによってこんな獰猛なトカゲなんだ。私のあんなに格好いいのか良かった…


入間(注目されてるなぁ……というか僕魔力とかないんだけど…使い魔とか出せるのかな…確か出来が悪いと退学って…退学！？そうだよ！学校側から退学にしてもらえば万々歳じゃないか！この授業で僕が何も召喚できなければ！！祝！人間の世界に生還！)


次は入間君の番だね。とてもニコニコしているけど今すぐ止めた方がいい。ナベリウス先生がイラついていらっしゃる。


ナベリウス(ヘロヘロしおってぇ､奴にそっくりだ！そう､喧しく､節度がなく､マイペース…私の最大嫌悪を凝縮したあの阿呆理事長に！！今までどれだけ奴に振り回されてきたことか…ッ。気まぐれで給料を減らす！自作の説明セット押し付ける！入学式の進行もめちゃくちゃにしおって…！！この行事の権限者は私…！少しでもヘマをしたら即退学にしてやるわッ)


待って、絶対に私怨が混ざっているよねあの先生？ドンマイ入間君…

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