場地くんを見返してやる！【場地圭介】

見返してやる！31 ページ33

千冬side


千冬「で、付き合ったと」


『……ウン///』



あの時は恥ずかしげもなく小っ恥ずかしいセリフ言ってたくせに今のAは顔が真っ赤だ


千冬「よくあんな小っ恥ずかしいセリフ言えたよな……
"好きって不思議だよね…好きになったらどんなに苦手だなって思うことでも場地くんならって思っちゃう"
なーんてこと言ってさ、少女漫画みてぇだった」


『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!千冬くんやめましょう!?からかって楽しいですか！？！？！？！？！？！？』


千冬「ってか、俺の少女漫画読んだべ」


『読んだ……けど、あの時は無我夢中で……でも！ドキドキはしてたよ！？』


どんだけ必死だったんだよお前……

目の前にいる従兄弟はペケを抱きしめて顔を埋めた


ヴナ"ァ〜〜〜……


おいペケが苦しそうにしてんぞ



千冬「正直！お前と場地さんがやっとくっついてくれて嬉しい！けど、もちろん恋人になったからには恋人だけの時間も増える！」



『ハイ』




千冬「でも、俺をあんまり仲間はずれにはすんなよ……？」





そうなのだ、もちろん2人にはラブラブして欲しい…けど、追いかけている憧れの人、もう1人は昔から一緒にいた従兄弟なんだ

2人の時間が増えることはいいことだけど、時間を取られすぎて、俺が1人になるのは今更寂しい……



『！当たり前じゃん！逆に私らも千冬がいないと違和感すごすぎてヤバそう』


千冬「なんじゃそりゃ……ラブラブしてる時はもちろん2人きりだろうが…やめろよ？目の前でラブラブする日なのに違和感すごいっていう理由だけで俺を呼ぶの……」


『!?しないよ！』



お前は本当に変わんねぇな

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