[学園アリス]中等部校長と高等部校長の娘 (1) (ページ21)

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Part.6 ページ21

棗:…このじじーはともかく､俺は奴らに本部のﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ参加を受けるなんて一言も言ってねぇ｡

流架:棗…っ｡

棗:てめーらの頭ん中で勝手に人を頭数に入れてんじゃねーよ｡

秀一:…良いだろう｡しかし､殿内が抜けた君達4人で穴を見つけたところで何かが出来るとは思えない｡自己満足で敵を追いかけると言うだけなら､そんな危険なｶｹに僕らは乗る気はない｡

望美:…貴方達の不在を学園側に誤魔化せるのは､もってせいぜい二日間､その間あなた方四人で穴を抜け敵を追いかけて無事怪我も無く学園にも知られず､目的を達成し確実に学園に戻って来れる勝算は有るのかしら?

棗:誰にﾓﾉ言ってんだﾃﾒｴ｡

流架:な…棗…｡

棗:俺が行くんだ｡勝算のねえﾊﾞｸﾁだと思ってんのか?………それに流架もいる｡この影ﾔﾛｰについては知らねーがな………おい…お前はどうなんだよ?
蜜柑:ｳﾁは………ｳﾁは皆を守りたい!ｳﾁの無効化でｱﾘｽの攻撃から少しでも皆を…皆を守る…っ｡

明良:…正直言うとお前らを此処まで連れて来さえすりゃどーせ穴なんか見つかる訳ないだろーし､諦めるに決まってるってたかくくってたとこあったけど､お前ら目標達成の成否にかかわらず､必ず無事に期限内に帰って来ると誓え､俺はお前らの約束履行の為の人質だ!

蜜柑:殿先輩…っ｡

翼:…分かった誓う｡

蜜柑:…誓います……っ｡

流架:俺も…誓います｡

棗:…誓う――かどうかは分からない｡

明良:―――もしもの場合は､俺が全責任をかぶる｡こいつら､行かせてやってくれ｡