31 ページ31
雷門中に戻って、サッカー部のミーティングルームへと向かうど監督がいた。
「監督！」
「戻ってこられたんですね！」
「完全な濡れ衣でしたよ〜」
『戻って来なくてよかったのに…(小声)』
「聞こえてるぞ佐藤」
小声で言ったつもりなのに万作には聞こえていたようだ。気のせい、幻聴だよ、うん。
「でも、一体どうして…」
「あの、僕のせいなんです…」
『君は悪くないんだよ』
「佐藤少し黙ってようか？」
これまた万作に言われた。だって本当に悪いのは監督なんですもの。
黙るなんて酷いこと言われても私は喋るぞ。
「お面…？」
「監督の子分っぽい人だ」
「はい、李子分です。」
「名前も子分！？」
「まぁ、もうこの話は…！」
監督は一瞬止めに入るが子分はそれを気にせず話し続ける。いいぞ、もっとやれ(ゲス顔)
みんなに冷たい目で見られてしまえ！私なんて三日連続きつい練習してたんだからな！！！
「実は監督に頼まれて送ったムフフな画像ファイルがウイルスにやられてて…！」
「「え…」」
「ムフフって？」
『まあアレしかないよね』
「A！！」
『すみません』
アレって言っただけなのに数人に怒られた。私アレとしか言ってないよ？いやあ、皆純粋だね。
そのまま純粋でいてほしいよ。
「だからもう！」
「そのせいでパソコンが乗っ取られ、機密情報にアクセスしてしまったんです！すみません！僕があんな、あんなすっごくムフフな画像さえ送らなければぁ…！」
「？ムフフってどんな画像だ？」
『世の中には知らない方が良いこともあるんだよ。氷浦は純粋でいてね。』
「何を言っているんだAは」
と、笑顔で言ってくれたので写真を撮らざるを得なかった。
これはイケメンな氷浦が悪い。いつ見ても君はイケメンだね。かっこいいよ惚れる。
「監督スパイじゃなかったんですね！」
「むしろ、スパイであってほしかった気が…」
『とりあえず一発ぶん殴る』
「物騒だな、おい」
剛陣先輩に言われてしまった。見た目が怖い先輩に言われてもなあ…とか思っていると凄い睨まれた。怖い、怖いです先輩ごめんなさい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 138人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Mahta(プロフ) - 夢主たん、ダイジョブよ！皆多分優しいから！ (2018年12月15日 11時) (
レス) id: 7a57e948cf (このIDを非表示/違反報告)
Tena_unknown(プロフ) - 穂希さん» すみません、先程修正致しました。ご指摘ありがとうございます！ (2018年11月23日 21時) (レス) id: f0d03d2d32 (このIDを非表示/違反報告)
穂希 - Tena_unknownさん» 読み始めさせて頂きました。風介の一人称は私ですよ。 (2018年11月23日 14時) (レス) id: b13709190e (このIDを非表示/違反報告)
RUA(プロフ) - ありがとうございます！！ (2018年9月24日 16時) (レス) id: ff97c3e8e5 (このIDを非表示/違反報告)
Tena_unknown(プロフ) - かなさん» エッ本当ですか…！それでは申請の方承諾しておきますね！ (2018年9月24日 16時) (レス) id: f0d03d2d32 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Tena_ | 作成日時：2018年8月22日 17時
