初恋。【莉犬】 (ページ17)

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-------❁ ❁ ❁--------------❁ ❁ ❁-------(人1)side

放課後で残っている子も少ない廊下を泣いているのが分からないように走り続けた

でも誰かが私の走っている足を止めた

莉犬「バレバレだよ」

声を聞いただけで誰だかわかる。

(人1)「莉犬くん、、、」

莉犬くんは私の手を掴み歩きだした

(人1)「どこ行くの」

莉犬「そんな顔、誰かにみせたらまずいでしょ」

私達は

誰もいない教室へと入った

莉犬「何があった、、、、って聞いてもきっとすぐ教えてくれないだろうし」

そう言って私を優しく抱きしめた

莉犬｢今は思う存分泣けばいいよ」

そう言われたらもう私の涙腺は崩壊して

涙がとめどなく溢れて莉犬くんの制服が涙で濡れていく

莉犬「よしよし、辛かったな」

莉犬くんは私が泣き止むまでずっと頭を撫でてくれていた

(人1)「ありがと、、、、もう大丈夫。」

私は涙でぐしゃぐしゃになった顔で莉犬くんに笑顔を向けた

莉犬「はあ、、、、俺ならそんな顔させないのに｣

(人1)｢え、、｣

莉犬｢るぅとくんのことで泣いてんだろ?」