若頭と溺愛しています

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るぅとside

それは突然だった。

子供にはよくある事で、親を困らす悪魔の一言





「るか、ぱぱとけっこんする!」





『…！？』

瑠華は僕の膝に乗ってキラキラと目を輝かす

「だめっ、？」

「っ〜！」

「いいよっ？結婚しよっか」

あんまりにも可愛くって思わず承諾してしまった

瑠華は僕の膝の上に立って、ほっぺにキスを落とした

「ちゅーっ、これでけっこんした！」

「んへへ、かわいいねぇ」

瑠華をヨシヨシと撫でると、彼女そっくりに目をとろんとさせた

あ、

そういえば。

チラリと彼女を確認すると

彼女は今にも泣きそうな顔でこちらを見つめている

きゅっと唇を噛んで、瞳を潤ませた

…やば、ちょー可愛い

『浮気は…っ、だめぇ…』

『言ったじゃんっ、私がいちばんだってぇ…、』

『やだ、取らないでっ…』

きゅんきゅん胸が締め付けられる

「あー、もう、泣かないでよぉ」

彼女を引き寄せて抱きしめる

『っう、冗談でもやだぁ』

「ふふ、ほんっと可愛いなぁ」

彼女を膝に寝かしてあげる

そして、頭を優しく撫でた

「るか、ぱぱとけっこんできないの…？」

「ごめんねぇ？ままがこんなんだから、当分出来ないや」

『当分じゃないっ！一生だめっ！』

っうぅ、一生傍に居てくれるって事だよね

可愛い、すき、大好き、愛してる

言葉には出せないけど胸に溢れる愛言葉

僕の心がAに伝わればいいのにな

「ふぅん、じゃあいいもんね！るか、ころちゃとけっこんするから！」

ピシャッと場が凍りついた

「ころちゃんだけはっ、やめて！？」

『まま、さとみさんが良いと思うなぁ〜、！？』

「るか、ころちゃ好きぃ〜！」

「あれ、ぱぱは…？」

「ぱぱ、ままいるもん」

つまりころちゃんは相手が居ないから、私がなってやろう

そういうこと？

『そっかぁ…頑張ってね、！ままいつでも協力するから！』

瑠華の相手が僕じゃ無くなった瞬間イキイキし出すA。


でもごめんね？

ころちゃんに失礼だが、




お前なんかに娘はやれないっ！！

ぜっっったいに！

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