別れさせ屋 (ページ3)

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次の日

照「ヘマをした？」

「ごめんなさい…」

照「いや、謝んなくていいよ。
　 ……で？大丈夫なの？」

「男性に声を掛けて飲みに行く所までは行けたんですが、、、、なかなか手強くて…」

この会社を立ち上げたのは大学の同級生だった照さんと辰哉くんの二人。

モテてた二人は簡単に大金を稼げる方法はないかと考えて『別れさせ屋』を立ち上げた。

次々とイケメンを勧誘していき、
今では別れさせられないカップルはいないとまで
言われている。

．

そこで新たな試みとして女性を入れることになった時、翔太くんと友達だった私に、声がかかった。

．

翔太「あいつヤバいよ、ちょっと危ないから取りやめにした」

決定的瞬間を撮るために後をつけていた翔太くんから
今日のところは引き返すように言われ戻ってきた。

照「あぁ、翔太がついててよかったよ、
　 Aちゃん、ヤバかったら無理だけは
　しないでね？」

「はい、」

まだあまり上手くいかない。

照「じゃあ、あの作戦でいくか！阿部！」

部屋の隅で本を読んでいた阿部さんに
声がかかった。

亮平「んー？」

照「仕事～」

亮平「はーい」

私が入る前はよくやっていた作戦をまた使う。