ホームレスにはなりたくないです。

#34 ページ37

【 亜嵐 side 】








亜嵐「誰ー、玲於こんなんになるまで飲ませたのー。」









メンディー「玲於寝てる、かわいい。」









亜嵐「みんなほぼ再生不可能かよ。」









しょうがねぇ、と言いながらみんなをゆすり起こして。









でも裕太くんと玲於だけは起きなくて、俺とメンディーくんで分けて送ることにした。







･









･








亜嵐「玲於ー。着いたぞー。」









相変わらずぐっすり寝たままの玲於をタクシーからおぶってマンションのエントランスへ。









ロックを解除するためにモニターを操作して







亜嵐「鍵…」









モニターのセンサーに反応させるために鍵を玲於の後ろポケットを探る








どこにしまってんだこいつ。









いつもならあるはずのところにない









スーッ。









亜嵐「開いた??」









勝手にエントランスの自動ドアが開いた。









亜嵐「え、なに、自動で開くシステムに変わったのここ。」









そのまま自動ドアを抜けてエレベーターへ。









亜嵐「えーと、1723……ここですねー。」









でも鍵がないんだ。









探すために玲於をゆっくり下ろして探ってみる。









亜嵐「どこやったんだよ。」









まさか落としたとか？









もしくは……









亜嵐「誰かいる？」








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･






ゆっくりドアノブに手をかけてみると









亜嵐「開いてんじゃん。」









そして玄関に靴がひとつ。









パンプス……









亜嵐「女？」









どっかで見たことあるなこの靴。









まぁいいや、









玲於をおぶったまま玄関に足を踏み入れると









『玲於??』









亜嵐「あ、それがあの、玲於飲み過ぎちゃったみたいで……」









顔をあげるとそこには

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