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ラウ「確約のない未来を共にする仲間として
俺達がAちゃんの存在を必要としているの。
俺達9人が必要としているのに
他の人の意見なんて関係ある？
人生を共にするのは俺達であって
アンチじゃないじゃん！」
『そうだけど...』
ラウ「Aちゃんがいつ足を引っ張ったの？
Aちゃんがいつ迷惑をかけたの？
俺はAちゃんに足を引っ張られたことも
迷惑をかけられたこともない！！」
『ラウ...』
ラウ「また事務所の役員に圧力をかけられているの？
もしかして、俺達を人質に取られているの...？」
人質というほどではないけれど
圧力をかけられているのは本当だった。
顔を合わせるたびに
「いつ辞めるんだ？」と必ず聞かれるし...
枕営業なんて一度だってしたことないのに
「枕営業は順調か？笑」なんて聞かれるし...
その度に否定するけど、毎回鼻で笑われて
ニヤニヤしながらいなくなる役員達に
私が勝手にSnowManに固執しているだけなんじゃないかって、急に怖くなった。
ラウ「その顔、なんか言われているんだね。」
『いや、それは...』
ラウ「嘘をついても、俺には分かるよ。
何を言われているの？」
『...言えない。』
ラウ「なんで？」
『...言いたくない。
こんなこと、メンバーには知られたくない。』
枕営業だなんて、女だから言われるだけだもん。
事実はどうあれ、そんなことを言われていることを
メンバーに知られるのは恥ずかしかった。
ラウ「...Aちゃんが知られたくないと思っているなら、これ以上は聞かない。
だけど、もっと自分を大切にして。」
『...自分を大切にって何？
分からないの。両親はもういない。
弟だってこの先どうなるか分からない。
それなのに長く生きる意味ってどこにあるの？』
ラウ「俺にはAちゃんの存在が必要だから。
生きる意味、これじゃダメなの？」
生きることに疲れてしまっていた。
自分を求めてくれる人なんていないって思って
勝手に苦しくなっていた。
だけどラウールが手を伸ばしてくれた。
私を助けるために手を伸ばしてくれたんだ。
『...ありがとね。』
だけど、その手を握る勇気はなかった。
その手を握ってしまったら
もう二度と現実から逃げられない気がしたから。
臆病者でごめんね。
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妙子(プロフ) - いつも更新お疲れ様です。この小説毎回楽しみです。これからも応援してます！頑張って下さいね。作者さんの言葉一つ一つ伝わってきます (2021年6月23日 21時) (
レス) id: 71d8043231 (このIDを非表示/違反報告)
みいやん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です。この小説がとても好きです…！作者さんが伝えたいことが、ひしひしとこっちに伝わってきます。ずっとずっと応援しています。これからも更新頑張って下さい!! (2021年6月22日 21時) (レス) id: 681f9fbf66 (このIDを非表示/違反報告)
翔子 - 更新頑張ってください (2021年6月22日 17時) (レス) id: 21856ce480 (このIDを非表示/違反報告)
咲舞(プロフ) - 今回も更新ありがとうございます！今回も素敵でした。重暗いお話が好みなので明日からの更新がとても楽しみです！ご自分のペースで頑張ってください。 (2021年6月17日 0時) (レス) id: 1154bf8b89 (このIDを非表示/違反報告)
むち(プロフ) - むりせず、頑張ってください！！楽しみです！ (2021年6月17日 0時) (レス) id: fc08b9a7cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃー
| 作成日時：2021年6月6日 16時
