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★4 ページ5

もう少しちゃんとした格好をしてこればよかった


そう思ったのは、いつもは人が少ないはずの駅前に大勢の人だかりがあったから



どうやら何かイベントがあるらしい
集まってるのは若い女性ばかり
…アイドルでも来るのかな







その人混みをすり抜け
やっと落ち着いた通りに出る


本当はあの人混みの向こう側に最寄りのコンビニがあるのだけれど
あれじゃ入れる気がしない笑







周りを見渡せば、
街の人たちはまるで何かから
逃げているかのように
せわしなく歩いて行く









しばらく歩くと一軒のコンビニが見えてきた



『ここでいいや』





2階建てのコンビニ
(正しくは1階がコンビニで2階は民家)

変わった形だなぁ、
なんて思いながら店に入ろうとすると、ふと2階のベランダに白いツリーが置いてあることに気づく



『わ、綺麗…』







どうやらあたしは自動ドアの前で立ち止まってたみたい

その事に気づき、幸い前にも後ろにも人はいなかったものの
急いで店に入る









自動ドアが開いて、店の左側に進もうと足を踏み出したら―――――







男のヒトがスタッフルームから駆け出して来たことに気づかなくて
思いっきり左肩にぶつかられた









『きゃっ……』

あたしはバランスを崩し
地面に倒れ込んだ








ダンッ!!




すごい音が鳴ったものの、身体はどこも痛くないし
頭を打った感じもしない


その代わりに
何かがあたしの上に覆い被さってる感覚と
背中に違和感を感じる




恐る恐る目を開けると
視界は真っ暗のまま









『…あの 大丈夫、ですか』

震えた声で尋ねると、




背中の違和感が消え、その違和感の正体は彼の左手だと分かった
それと同時にあたしの身体は床に触れる



どうやら床にぶつけそうだったあたしの身体を片手床ドン状態で左手だけで支えてくれてたみたい

……片手腕立て伏せ的な?(伝わるかな…)







やっと普通の床ドン状態になって、そのまま

「……怪我してないですか?」






と緊迫した表情で聞かれた

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作者名:にゃんこけし | 作成日時:2017年11月23日 18時

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