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6話 ページ10












「 私が昨日見つけたのはこれだけど、間違いない? 」

「 あ、それです!すみません、ありがとうございました 」

「 よかった。それから……はい、これ新しいクリーム 」





選手達のこなす、一日のトレーニングが終了した時分。

Aは昼間に二子に頼まれたクリームと、
新しいクリームを持ってチームYの部屋を訪れていた。





「 わぁ、すみません。ありがとうござい、ま……す…… 」

「 ……?どうかした?
  もしかして、肌に合わないものだったり…… 」

「 あ、いえその、僕にくれようとしていたクリームって、
  ……えっと、本当にこれで合ってますか? 」

「 え、ええ……間違いないけど……? 」





手渡されたクリームとAを交互に見て、
二子は何度も何度も目を瞬かせる。

何度も「 本当ですか? 」と確認されて、
その度にAは強く頷く。





「 ……あの、これ本当に貰っていいんですか? 」

「 どうして? 」

「 いやこれ……1個2万円とかするやつじゃないですか? 」

「 えっ本当? 」

「 えっ 」

化粧品(そういったもの)には、あまり頓着がなくて……
  兄が買ってきてくれるものを使ってるだけなのだけれど 」

「 はぁ……凄いな夜神財閥…… 」





二子はすっかり目を丸くして、
ジィっと手元のクリームと睨めっこしていた。

それから十数秒の間を置いて、
「 本当に、いいんですか 」と再度尋ねてくる。

いいって言ってるのに、とAも苦笑せざるを得なかった。





「 晴れて選手になれたら、
  当然メディアに出ることも増えるでしょうし。

  肌の調子を整えるのも、ひとつの仕事……
  っていうのは、こじつけかしら 」

「 ……いえ、その通りですね。
  改めて、お礼を。大切に使わせてもらいます 」

「 ふふ、はい。どうぞ 」





深々と下げられた二子の頭を撫でると、
彼は少し耳を朱に染めた。

それに比べてAは、
「 わぁ、ふわふわした髪 」なんてことしか考えてない居ないが。





「 それじゃあ、私は監獄内の見回りをしてくるから。
  二子くんも早く寝るのよ 」

「 はい、おやすみなさい 」

「 うん。おやすみなさい 」










 -










( 次は、シャワールームと更衣室の確認……
  コートの確認が先かしら、選手がまだ残ってるかも )
( ………… )
( ……?視線……?気のせいかしら )



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もこ(プロフ) - 私愛され&逆ハー大好物なので嬉しいです!ブルーロックのキャラ全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってください! (7月15日 12時) (レス) @page13 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - やば、、、!めちゃ好きです!これからも無理せず更新頑張って下さい!応援してます! (2023年2月18日 13時) (レス) @page13 id: 363e501944 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 今日めっちゃ寒かった… (2023年1月25日 20時) (レス) @page13 id: 6868ad981d (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 😎👍 (2023年1月18日 9時) (レス) @page11 id: 6868ad981d (このIDを非表示/違反報告)
水晶(プロフ) - 清々しい………!面白いです! (2023年1月13日 22時) (レス) @page5 id: 001dbf15df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずりは | 作成日時:2023年1月13日 18時

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