【 呪術廻戦 】目が覚めたら推しに囲まれていたオタクの話

スパルタパンダ、略してスパンダ ページ8

☆









『 ……あの、スパンダ先輩 』


「 おーう、何だ？ 」


『 えっとその、この、グルグルは一体なんでしょうか私が美脚になるために振り回してくれてるって解釈で合ってますか 』


「 いや〜？この後俺が投げるから、
　 まぁ頑張って上手いこと受け身とってくれや 」









まって、ねぇまって。


体育の授業でやった柔道でもそこまで頭ヒャッハーな受け身の練習法は習ってないんですのおわかり？

わかんないよね知ってる。


でも待って私これ一発目で頭から着地して、辺り一面にトマティーナする自信あるんだけど骨と肉は拾ってくださいね。

てか胃液喉まで逆流しかけてる酸っぱい口ん中酸っぱい！









「 じゃあいくぞ〜！
　 さ〜ん！に〜ぃ！どっせぇぇぇい！！！ 」


『 待ってスパンダ先輩！ 1は！？ 1はどこへ！？
　 やぁぁぁぁ落ちる落ちる落ちる吐く落ちる！！！ 』









無事、投げられました。

いや何が無事やねんって思うかもだけど人間ってあれよ、焦るほど何故か賢者タイムに入るものなのよ不思議ねっ！！！


……あの、観た方は分かると思うんですけど、シン・エ○ァンゲリオン劇場版:||のあの、頭ブシャーみたいなやつね、あれになること覚悟で投げ飛ばされたんですわ私。

で、走馬灯見てるわけでもないのに、いつまでも地面にぶつかる衝撃は襲ってこないわけです。何故か。









「 すじこ？ 」


『 ﾋｭｯ 』









そう！この！可愛い！具材呪言師がいましたね！！


しかもお姫様抱っこと！！そう来ましたか！！

パンピーの心臓には負担がかかりすぎるかな！！！









「 ツナツナ、すじこ？ 」


『 顔がいい警報発令！！顔がいい警報発令！！命が惜しければパンピーは至急避難せよ！！！推しから溢れ出る後光(バックライト)によって命を奪われたくなければ即刻避難せよ！！あっでももう少しこのご尊顔眺めていたい！！だがしかし眩しすぎて目が潰れる！！目がっ！目がぁぁぁああぁあぁあ！！！！ 』


「 ツナマヨ 」


「 おう、だいじょぶそうだな 」









今の私のどこを見て大丈夫と思ったのか
スパンダ先輩と棘くんには尋ねたいところですね。

我、パンピーを捨てる→←テスト、だとっ！？

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