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セ「お前はポッターの事になると制御が効かないな」
呆れたような声に私は再度ため息をついた。
『私自身も驚きですよ』
もしかしたらこれが好きだと言う事かも知れない。
恋は盲目と言うし、初恋かな？
そうだと、良いのだけれど…。
セ「泣かせる事ではなかったのではないか？」
『そうですか？』
でも、あれくらいしないと謝らなかったのでは？
セ「愛しのポッターばかりで自分の事には目が行かないのだろう」
『…間違っている事は間違っているのです。自分の発言には責任がありますよ』
セブルス先生は少し考えてニヤッと意地の悪い笑みを浮かべた。
セ「お前も発言には気をつけるべきだな」
『いつも気を付けてはいますよ』
ふっと笑えば彼はため息をついた。
セ「…ポッターもそれ程子供ではないだろう」
『まだまだ子供ですよ』
まだまだ幼くて可愛い。
悪を知らなくていい、どうにもならない事に打ちひしがれて欲しくない。
周りからの冷遇に慣れないで欲しい。
私自身のエゴかも知れないけれど、どうしても願ってしまう。
神に祝福された子供なのだから。
セ「油断していると食われるぞ」
キョトンっとセブルス先生の言葉に私は彼を見詰める。
『そんな事するのセブルス先生だけですよ。まぁ、傷の舐め合いくらいなら良いですが』
セブルス先生は僅かにこちらを睨みつけた。
セ「お前は馬鹿だな」
『馬鹿で結構ですよ。それならば気づく事も、知る事もありません』
周りが見えると恐ろしい。
それならばいっその事何も知らない無知なままでいたい。
セ「阿呆め。…大会の準備はしたのかね？」
阿呆って聞こえたけど、この人本当に酷いな。
本気で私の事嫌いなのだろうか？
まぁ、嫌われている方が都合が良いが。
『…してないですよ。優勝するのは、ハリーですから』
ニッコリと私は彼に微笑む。
その時、貴方はどんな表情をしているのだろう？
厄介者が消えて嬉しいかな？
なんて、情が深いこの人には酷なのかも知れないけれど…。
セ「お前はどうなのだ？」
ギクリと内心驚く。
セブルス先生は本当に痛い所をついてくる。
けれども、私だって知りたいくらいだ。
『私は自分の未来は分からないんですよ』
僅かにセブルス先生は驚いた表情でこちらを見た。
セ「お前は、人の未来しか分からんのか？自分に降りかかる事が分からない、のか？」
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彼岸花(プロフ) - セナさん» ありがとうございます。続き更新していきますね！ (2022年3月3日 12時) (
レス) id: faf1357482 (このIDを非表示/違反報告)
セナ - 本当にこの物語面白いくて大好きです！彼岸花さんの無理のないよう、続きを待ってます！！( ´∀｀) (2022年2月20日 16時) (レス) @page36 id: 267bff52f8 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - セブラブさん» ありがとうございます。もう少ししたら更新する予定です(^^)/ (2021年4月29日 23時) (レス) id: faf1357482 (このIDを非表示/違反報告)
セブラブ - この物語大好きです！続き待ってます！ (2021年4月22日 21時) (レス) id: c2a3af8909 (このIDを非表示/違反報告)
きょう - すごく面白いです！！ 続き楽しみにしてます♪( ´▽｀) (2021年4月16日 2時) (レス) id: 1bbac6ee91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花 | 作成日時：2021年2月22日 23時
