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ガシャンっと窓ガラスに私の身体が当たり音を立てる。
全く、急にこうやって乱暴にするのは勘弁して欲しい。
セ「…泣いていただろう」
『泣いてないですよ』
グッと顔が近くなり私の頬をセブルス先生が撫でる。
この前の事を思い出してしまうから、離れて欲しい。
セ「本当か？」
僅かに上ずったセブルス先生の声が震えていたような気がした。
『本当ですよ』
セ「…少々胸があき過ぎだ」
バサリと先生が羽織りを貸してくれる。
また、この人も暖かい事をしてくれる。
やっと、泣きそうな気分を落ち着けたのに、酷い人だ。
知っている。この人が本当は暖かいということを…。
だからこそ、苦しくなる。
『クィレルが普通だって言ってましたよ。寧ろ露出が少ないって』
セ「…クィレルが選んだのか？」
一気に機嫌が悪くなった気がする。
一歩下がろうとすれば壁で前にはセブルス先生。
逃げられやしないらしい。
『えぇ…』
セ「脱げ」
『え？ちょっと、待って下さい！何でそんな事！』
無理に決まっているだろう。
此処は廊下だし、今の所誰も来ないけれど見つかったらヤバイ。
セ「我が輩がいくらでも選んでやるから脱げ」
『…嫉妬、ですか？』
確かこうゆうのは嫉妬って言う筈だ。
セ「勘違いするな、馬鹿者！」
『ふふっ、嘘ですよ』
やっぱりセブルス先生が私の事を好きなのは考え過ぎか。
嗚呼、良かった。
彼は変わらないでいてくれている。
絶対にハリーの為に動いてくれる。
セ「…香」
『セブルス先生、おやすみなさい』
私はセブルス先生が何か言おうとしたのを遮り言った。
セ「待て…何故クィレルを呼んだ」
嗚呼、察しが良い人は嫌いだ。
『エスコートして貰う為と、大会への知恵を貰う為です』
セ「行くな」
セブルス先生の声が降ってきたと思えば私は抱き締められた。
『あのっ…セブルス先生、誰かに見られたらどう…』
チュッと軽い口づけをされた。
この人は、こうやって私を弄って楽しんでるのか？
この人のこんな行動のせいで胸が痛くなる。
この胸の痛みは何なのだろう？
セ「私の元にいろ」
手を拒もうとすれば誰かが助けてくれた。
ク「感心しませんね。我が主、帰りますよ」
『クィレル…』
クィレルに手を引かれてセブルス先生から離れ、歩き出す。
セブルス先生は私たちが去って行くのをずっと見ていた。
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彼岸花(プロフ) - セナさん» ありがとうございます。続き更新していきますね！ (2022年3月3日 12時) (
レス) id: faf1357482 (このIDを非表示/違反報告)
セナ - 本当にこの物語面白いくて大好きです！彼岸花さんの無理のないよう、続きを待ってます！！( ´∀｀) (2022年2月20日 16時) (レス) @page36 id: 267bff52f8 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - セブラブさん» ありがとうございます。もう少ししたら更新する予定です(^^)/ (2021年4月29日 23時) (レス) id: faf1357482 (このIDを非表示/違反報告)
セブラブ - この物語大好きです！続き待ってます！ (2021年4月22日 21時) (レス) id: c2a3af8909 (このIDを非表示/違反報告)
きょう - すごく面白いです！！ 続き楽しみにしてます♪( ´▽｀) (2021年4月16日 2時) (レス) id: 1bbac6ee91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花 | 作成日時：2021年2月22日 23時
