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私はセブルス先生の言葉を聞かずに真実の鏡を覗き試合場内に飛び出した。
試合場ではドラゴンが逃げ出しパニックになりつつあった。
『落ち着きなさい！』
会場を一喝すればシンッと皆固まり静まり返る。
ドラゴンが私が入って来たのを見てのそりのそりとこちらに歩いて来た。
ハ「香！危ないよ！」
三頭共私の元に歩いて来るのをハリーが箒で上から教えてくれた。
『大丈夫。ほら、おいで…』
一頭が私にひれ伏すように私の側にすり寄った。
それを見たもう一頭が私の髪を引っ張った。
『こら、何するの』
注意されたと思ったのかそのドラゴンは身を縮める。
『良い子ね、良い子。檻に戻りなさい』
よしよしと撫でればドラゴンはようやく落ち着きを払い自分の檻に戻って行った。
最後まで私を離れるないのはスウェーデンを原産地とする人里離れた奥地にのみ生息するドラゴン。
スウェーデン・ショート・スタウト種、全長は7mほど、銀青の鱗で覆われている。
とても綺麗で美しいドラゴン。
さっき私の髪を引っ張ったドラゴンだ。
「どうした事でしょう！ドラゴンが香から離れません！」
やっと解説が始まり会場は息を吹き替えした。
『ねぇ、あの金の卵を取ってきて』
ドラゴンに言えばボウッと炎を吹き金の卵の所まで背中に乗せてくれる。
人間の言うことをちゃんと理解出来るのね。
ペットにしたいくらいだわ。
「ドラゴンの背中に乗り金の卵へと近づいています！今、手が届きました！」
『ありがとう』
ボウッとまたドラゴンは炎を吹いた。
「なんと、ドラゴンを手懐けました！これは驚きだ！何も使う事なく、なんという魔法を使ったと言うのでしょう！」
わぁっと歓声が上がり会場は笑顔に包まれた。
『あなたも、来たいの？』
なんと懐き過ぎてしまった。
ドラゴンは私の側から離れる事なくピッタリと私に寄り添う。
ドラゴンって懐きやすいのだろうか？
『どうしよう…クリアするつもりなかったのになぁ』
どうにかして棄権に出来ないものか…。
セ、シ「「危ないだろう！！！」」
テントに帰れば第一声に怒鳴られた。
セブルス先生とシリウス、同じ表情をしている。
いつの間に仲が良くなったのだろうか？
二人の声にドラゴンが驚き私を守るように二人から遠ざけた。
『でも、大丈夫で…』
ハ「香！！大丈夫！？怪我はない？」
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彼岸花(プロフ) - セナさん» ありがとうございます。続き更新していきますね！ (2022年3月3日 12時) (
レス) id: faf1357482 (このIDを非表示/違反報告)
セナ - 本当にこの物語面白いくて大好きです！彼岸花さんの無理のないよう、続きを待ってます！！( ´∀｀) (2022年2月20日 16時) (レス) @page36 id: 267bff52f8 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - セブラブさん» ありがとうございます。もう少ししたら更新する予定です(^^)/ (2021年4月29日 23時) (レス) id: faf1357482 (このIDを非表示/違反報告)
セブラブ - この物語大好きです！続き待ってます！ (2021年4月22日 21時) (レス) id: c2a3af8909 (このIDを非表示/違反報告)
きょう - すごく面白いです！！ 続き楽しみにしてます♪( ´▽｀) (2021年4月16日 2時) (レス) id: 1bbac6ee91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花 | 作成日時：2021年2月22日 23時
