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それ以上も以下もない、だからこそ私情は抜きにしよう。
セ「…お前は役目の為だけにここにいるのか？」
『当然でしょう』
私はダンブルドア先生に恩を返しハリーを守る為だけにここにいる。
それ以外あるのだろうか？
それ以上は、私がこの世界にいる意味はない。
だって、その為だけに私はこの世界に存在しているのだから。
セ「そうか」
少しだけセブルス先生は悲しそうな表情をした。
何故、そんな表情をするのだろう？
もしかして、彼は優しいから心を痛めているのだろうか？
私の為に…？
『…ねぇ、セブルス先生、ドラゴンと戦うにはどうしたら良いと思います？』
セ「…何だ？やる気でも出たか？」
彼の瞳は刹那げに揺れている。
『いえ、セブルス先生だったらどうするのかと思ったんですよ』
セ「我が輩はドラゴンなどと戦わんので分からないですなあ」
ふっと馬鹿にした笑みをされる。
『あーそうですか。優しくない先生』
ふっとこちらも馬鹿にした笑みで返す。
やっぱり、そんな表情をしている方が彼らしい。
私の為に心を痛める必要などないのだから、割り切って欲しい。
セ「貴様、我が輩が優しくなければお前などここにおらんぞ」
それはそうかも知れない。
彼は確かに優しい面もあるが、それ以上に不器用だろう。
『でも、ルーピン先生よりは優しくありませんからね』
ルーピン先生のあの優しさを見習って欲しい。
パーフェクトな優しさだぞ。
優し過ぎるから心配になるけれども。
セ「お前はあの人狼が気に入ったようだな」
ムッと彼は眉をひそめている。
やっぱりルーピン先生の事あまり好きじゃないんだな。
『えぇ。セブルス先生より好きです』
セ「ほう？」
ガシリと私は頭を掴まれる。
『ちょっと、離して下さいよ！』
髪もぐしゃぐしゃになってしまうではないか。
セ「…大会では無理をするな」
ボソリと小さくて聞こえない程の声で彼は言った。
『へ？』
ポンッと頭を撫でられたかと思えば部屋から追い出された。
『ちょ、ちょっと、セブルス先生！？』
セ「反省文は今日の所はなしだ」
扉越しに声が聞こえる。
待ってよ、今のは優しくしてくれたってこと？
『…酷いなぁ、反則だ』
扉に私はもたれかかった。
きっとその扉越しにセブルス先生も立っているから。
壁越しに彼を感じる。
どんな表情を彼はしているのだろうか？
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彼岸花(プロフ) - セナさん» ありがとうございます。続き更新していきますね！ (2022年3月3日 12時) (
レス) id: faf1357482 (このIDを非表示/違反報告)
セナ - 本当にこの物語面白いくて大好きです！彼岸花さんの無理のないよう、続きを待ってます！！( ´∀｀) (2022年2月20日 16時) (レス) @page36 id: 267bff52f8 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - セブラブさん» ありがとうございます。もう少ししたら更新する予定です(^^)/ (2021年4月29日 23時) (レス) id: faf1357482 (このIDを非表示/違反報告)
セブラブ - この物語大好きです！続き待ってます！ (2021年4月22日 21時) (レス) id: c2a3af8909 (このIDを非表示/違反報告)
きょう - すごく面白いです！！ 続き楽しみにしてます♪( ´▽｀) (2021年4月16日 2時) (レス) id: 1bbac6ee91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花 | 作成日時：2021年2月22日 23時
