友情 ※10※ ページ10
ロンは凄い表情でロックハート先生を見ている。
ギ「勲三等マーリン勲章に輝き闇の力防衛術連盟名誉会長。また雑誌週刊魔女でチャーミング・スマイル賞を5回受賞」
うっとりとハーマイオニーや女の子達はロックハート先生を見つめていた。
『何処が良いの！？』
小声でふたりに抗議すれば二人共嫌そうな表情で頷く。
ハ「僕も分かんない」
ロ「本当だよ」
ギ「それは置いとこう、泣き妖怪を笑顔で追い払ったわけじゃない」
一人でに笑い出す彼に男子は訳が分からない者を見つめるような視線でポカンとしている。
ロ「面白いか？」
ロンは尚も顔を歪ませた。
ギ「さぁ、気を付けて。今から君たちは最悪の恐怖に出会う」
コクリとローブのかかった籠を皆見つめる。
ギ「だが私のいる限り危害は及びません。どうか叫ばないように叫び声は連中を挑発します！」
バサリと籠のローブがとられピクシー妖精が現れる。
ギ「捕えたてのピクシー小妖精。ではお手並み拝見！」
ガチャっと扉を開けピクシー妖精をロックハート先生は部屋の中に出してしまう。
みんな驚いて逃げ惑った。
ハー「きゃぁあ！」
『あ、ハーマイオニー！』
無言呪文で片っ端からピクシー妖精を跳ね飛ばす。
でも、籠にいれる呪文は分からないのでとりあえず身体を操って籠の中に入れた。
ネ「うわぁあ！」
『ネビル！』
ネビルがピクシー妖精に耳を持ち上げられ上にあげられていた。
ネ「降ろして！助けて！」
ギ「ペスキピクシ・ペステルノミ！」
呪文をロックハート先生が唱えたがピクシー妖精に杖を奪われていた。
何をしてくれてるんだ、このエセ教師は…。
『ネビル、動かないで！ハーマイオニー何でも良いから動きを止めて！』
私自身が浮きネビルも浮かせる。
ハー「イモビラス！」
ハーマイオニーが唱えた呪文によってピクシー妖精はやっと動きを止め固まった。
ネ「ありがとう香！」
『いいえ、大丈夫？』
ネビルは少しだけ耳を押さえながら苦笑いした。
全く、自分でコントロールできもしないのにピクシー妖精を持ってくるとはおかしな教師だ。
ロックハート先生は私の視線に気づきゴホンッと態とらしい咳払いを一つする。
そうしていつもの調子に戻った表情で私に向けて笑いかけてくる。
ギ「す、素晴らしい！杖を取られなければ私もスマートに出来ましたよ」
冗談も、甚だしいだろうに。
ロックハート先生の言葉に私たちはため息をつくのだった。
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彼岸花(プロフ) - ｾﾌﾞLOVEさん» ありがとうございます(*^^*)そう言って下さって嬉しいです (2020年8月29日 1時) (
レス) id: faf1357482 (このIDを非表示/違反報告)
ｾﾌﾞLOVE - 面白いです！教授…教授ぅ……好きぃ……続き頑張って下さいｯ！応援してますｯ！！！！！ (2020年8月28日 20時) (レス) id: 782e9679bc (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - シーナさん» ありがとうございます(*^^*) (2020年3月12日 13時) (レス) id: faf1357482 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ - 面白かったです！続き、頑張って下さい！.+:｡ ヾ(◎´∀｀◎)ﾉ ｡:+. (2020年3月8日 23時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花 | 作成日時：2019年9月25日 18時
