友情 ※26※ ページ26
けれども尚も蛇は人を襲おうと私の後ろにいた子に襲いかかろうとした。
『「襲うな！」』
二人して蛇語で叫んでいた。
みんな唖然と私達を見る。
やってしまった、隠すつもりだったのに。
セ「ヴィペラ・イヴァネスカ！」
スネイプ先生の術で蛇が燃えてしまう。
スネイプ先生は信じられなそうな面持ちで私を見ていた。
そんなみんなの視線が痛くて私達は逃げるように部屋を後にした。
ロ「パーセルマウスだって何で黙ってたの？」
ハー「蛇と話せる人の事よ」
ハ「そうなんだ。前に大ニシキ蛇をいとこにけしかけた事はあるけど。でも、話せる人は沢山いるだろ？」
『いいえ、いないのよ』
ふるふるとロンが首を振る。
ハー「とても特殊な能力なのよ」
『まずいわ』
ハ「何の事？僕たちが襲うなってあの時言わなかったら！」
ロ「そう言ってたのか」
ハ「聞いてただろ？」
ハリーが熱心に言うが二人共首を振った。
『私達以外には蛇語で聞こえるのよ』
ハ「僕違う言葉喋ってた？どうして喋れるんだろう？」
ハー「分からないわ。蛇をそそのかしてる感じだったわ。ハリー、スリザリンのシンボルが蛇なのは…」
『サラザール・スリザリンがパースルマウスだったからよ』
ロ「みんな思うぞ君たちが彼の曾曾曾孫だって」
ハ「僕違うよ！ありえない…」
ハー「1000年前の人だから可能性はあり得るわ」
『でも、本当に助ける気でいたのよ』
私たちが何と言おうともう過ぎた事態に肩を落とすしかなかった。
ーーー
セ「勝手に調合するな」
『でも、何となくこちらの方が良さそうですよ』
適当に魔法薬の本を見ながら材料を入れれば魔法薬が完成した。
真実の鏡で私は高い棚にあった薬草を戻す。
そこで呆然と見ていたスネイプ先生が何か呟いた。
セ「…型破りだ」
『…人の言いなりにならなくて良いのは実験の良い所だと思いますよ』
なんて、教科書通りに作らなければいけない事には変わらないけど…。
セ「何が言いたい？」
『何も…』
ここで自由を知ってしまえば私は元いた世界に帰れるのだろうか？
恐らく私には帰る事が出来なくなる。
セ「…何故いつもそんな表情をするのだ」
スルリとスネイプ先生の手が私の頬へと触れた。
思ったよりも温かい手に少しだけ、ほんの少しだけ安心してしまう。
その手が私の頬を伝い手を掴んだ。
嫌だなこんなのに馴れたくない。
『嫌いです、そんな所が凄く嫌いですよ』
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彼岸花(プロフ) - ｾﾌﾞLOVEさん» ありがとうございます(*^^*)そう言って下さって嬉しいです (2020年8月29日 1時) (
レス) id: faf1357482 (このIDを非表示/違反報告)
ｾﾌﾞLOVE - 面白いです！教授…教授ぅ……好きぃ……続き頑張って下さいｯ！応援してますｯ！！！！！ (2020年8月28日 20時) (レス) id: 782e9679bc (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - シーナさん» ありがとうございます(*^^*) (2020年3月12日 13時) (レス) id: faf1357482 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ - 面白かったです！続き、頑張って下さい！.+:｡ ヾ(◎´∀｀◎)ﾉ ｡:+. (2020年3月8日 23時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花 | 作成日時：2019年9月25日 18時
