漫画の世界 69 ページ19
男子生徒が女子生徒を殺した事件。
「犯人のカッターに被害者のものではない血が付いてたのでまだ犠牲者がいるかも知れないんですよ」
「いません、その事件は殺されたのは女子生徒一人だけ男子生徒は女子生徒に作品を盗まれ恨みで殺しカッターはボロボロだったでしょう？」
私の言葉に風見さんが狼狽する。
「何で分かるんですか？此処には何も書かれてないんですよ？」
簡単だ、だって…
「カッターに付いていたのは私の血ですから、犯人と直接話をして警察を呼んだのも足止めをしてたのも私です」
だからその書類には被害者の血だけだと書いてもらえるかな？
「そんな危ない事をしたんですか！？」
「危ない？カッター一本しか持ってないですよ？」
むしろ被害がそれだけだったのだから良い塩梅だろう。
「降谷さんでもそんな無茶はしませんし、貴女は護身術など身につけていないでしょう」
「まぁ、零さんに怒られるのでこの件はもみ消して置いて欲しいんですが…」
「もみ消す事はできませんが降谷さんには言わないで置きます」
ふっと彼は笑ったと思えばサァッと顔を真っ青にさせた。
「風見さん、零さんの数倍優しいですね！」
ん？何か皆の目が私の方に集まってる？
「風見が優しいか、俺よりもねぇ」
凍える程低い声にピシリと場が固まった。
「いつから居ました？」
「今さっきだが？貴女が指輪なんて置いて行くから帰ったかと思って探したんだよ」
さっきなら指輪は足止めになったようだ。
「そうですか、ありがとうございます探してくれて」
指輪を受け取って指にはめようとすれば彼がスルリとはめてくれた。
「それで、どっちが優しい？」
「優しい人はそんな事聞きませんよ、零さん」
風見さんの持っていた書類を降谷さんの前に出す。
「…何だ？」
「風見さんのお手伝いで忙しいので、零さんはあちらに居て下さいね？居るだけで良いですよ」
にっこりと微笑めば彼はピクッと形の良い眉を釣り上げた。
「頭が回るのは良いが、大概にしてくれ」
ため息をついた降谷さんが渋々と部屋を出て行った。
「凄いですね、降谷さんを手懐けるなんて…」
「手懐ける？」
周りの目が輝いている。
「あの人が負けるとこ初めて観ました！」
良く分からないのがまぁ良いか。
青い指輪はやっぱり綺麗に私の指に収まっており既婚者と言ってるようだ。
「風見さん、書類見せて下さい」
「どうぞ」
渡された書類に目を通せば色々あり、一枚の報告書が目に止まった。
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シュレイ - あのすみません、細かいところですが、発振器ではなく発信機だと思いますが。 (2020年5月21日 1時) (
レス) id: 132ffd09d3 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - yunaさん» 凄く恥ずかしい間違いばかり、すみません、書き直しますね。教えて下さり有難う御座います! (2018年11月25日 22時) (レス) id: a8eb0affba (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - すみません、作品が面白くもったいないのでいくつか使い方が間違っているところを指摘させていただきます。（中：70）の、”痴女のもつれ”じゃなくて”痴情のもつれ”です。あと、（上：４５）の”かぶりを降れば”は”かぶりを振れば”が正しいと思います。 (2018年11月25日 22時) (レス) id: 816513f0c9 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - まりんごさん» ありがとうございます！楽しんで貰えれば幸いです！ (2018年11月12日 21時) (レス) id: a8eb0affba (このIDを非表示/違反報告)
まりんご - とても面白かったです！頑張って下さい！ (2018年11月12日 21時) (レス) id: d23e2c0308 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花 | 作成日時：2018年10月31日 1時
