第三話 ページ4
ダリSide
さぁそして、待ちに待ったこの日がやってきた。
新任教師がやってくる!まぁ、新任教師と訳した妻なのだが。
カルエゴ「 なんですダリ先生、先ほどから時計ばかり見て…気持ち悪いですよ 」
ダリ「 酷い!!!! 」
オペラさんに恥ずかしい写真送ってやるんだからな、と心の中で悪態をつきながらも、耳に一つの音が届く。
カラカラ…という、特徴的な車いすの音。
すべての教師の顔が仕事モードに入り、空気が少し張り詰める。
職員室のドアが開き、車いすに乗った彼女が入ってくる。傍らにはしっかりとオペラさんが。
車いすに乗っていても、彼女はとても美しかった。
真っ白な髪に、紅い瞳が映える。かぶせてあるヴェールが、どうしても自分の妻だと認識してしまい、ウエディングドレスを着せたくなってきた。無理だが。
オペラ「 皆さんに自己紹介を 」
オペラさんがいるのに気づいたのか、カルエゴ先生の顔が歪んでいる。
「 どうも、はじめまして皆様。カーネーション・Aと申します、どうぞよろしくお願いいたします 」
頭を下げる彼女を見つめ、その後に教師陣から拍手が起こる。
スージー「 ふいっ、噂で聞いておりましたが、本当にお美しいお方ですねぇ、 」
モモノキ「 しかもカーネーション家!ダリ先生が惚れるのも納得ですね 」
「 まぁ、お、お恥ずかしいですわ 」
と、少し頬を染める彼女を見て、思わず顔を手で覆う。
ツムル先生が殺意のこもっためでこっちを見ているのは見なかったことにした。
カルエゴ「 …ダリ先生、新任にベタベタひっついて仕事に身が入らなくなるのはやめて
くださいね 」
ダリ「 当たり前ですよ…。何年教師統括やってると思ってるんですか 」
といいながらも、体は自然とみんなに囲まれる彼女の方へ。
スージー「 ふいっ?あ、 」
と、スージー先生が気を遣ったのか前を退いてくれた。
その瞬間に彼女の紅い瞳と目線がバッチリ合う。
「 ダリ、先生? 」
ダリ「 うん、そうそう!いらっしゃいバビルスへ 」
「 お世話になります、 」
と表向きの挨拶を交わした後、しっかり我慢できなくなって抱きついた。
それを見ていたバビルス教師陣は、あるものは殺意を胸にダリをにらみつけ、あるものは温かい視線を向け、またあるものはため息をついて職員室を出て行ったらしい。
ダリ「 ♪ 」
「 ご機嫌ですわね、 」
少し丁寧な言葉遣いも可愛いと思う。
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Rose berry - 推し尊い改めレイさん» あきゃああウレシイ、、、(?)なるほどありがとうございます、、、!もう挨拶周り全員分書いちゃおうかな(((コメントありがとうです! あいらぶだーりん!!!!!! (2023年3月14日 22時) (レス) id: b534022b08 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い改めレイ - 好きすぎて終始逆ギレ&発狂しておりました…←ただのやばいやつ))好きすぎる!!控えめに言って神!!!更新頑張ってください!!イフリート先生、ツムル先生、オリアス先生との絡みもお願いします…ッッッ!!あいらぶダーリン!!! (2023年3月14日 11時) (レス) @page5 id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
Roseberry - むむさん» あぁぁぁりがとうございまぁぁぁす!!!!ほんとそ〜ですよね!!自分もお嬢様口調にハマって抜け出せなくなってますうううう!!応援ありがとうございます!愛してます!!!!!(??? (2023年3月13日 7時) (レス) id: 1e74c8e0f6 (このIDを非表示/違反報告)
むむ(プロフ) - 尊い過ぎて前に進めません……!!!お嬢様口調ッッッ!!!大好きです!!更新ファイト!!応援してますっ! (2023年3月12日 20時) (レス) @page4 id: 107c0b5296 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Roseberry | 作成日時:2023年3月12日 12時