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第十一話 ページ13
【SHR後】
「ありがとう」と彼女は俺に礼を言いながら本を渡してきた。
「どういたしまして」とこちらも言葉を返し本を受けとる。
しかし、この奇妙な関係もこれで終わりかと思えば、少し寂しくも思う。
その時周りから交わる幾つもの視線と考察。
その中には少しの男子から嫉妬の視線も入っている。
成る程、確かに。
彼女は容姿も良いし、清楚だ。
しかし、あのオーラを出しているのだから話しかけにくいと感じるのだろうか。
俗に言う高嶺の花という奴だろう。
だが、そう考えると少し心配になる。
世の中は出る杭が叩かれるようにできているのだから、陰口など陰湿なものが多かったりするのだろうか?
まぁ、俺には全く関係ない。
彼女も昨日今日の知り合いにそこまで突っ込んでほしくもないだろう。
彼女との関係もこれでおしまいだ。
そう思ったがどうしてか、この縁が個々で途切れる気がしなかった。
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