今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:4,025 hit
小|中|大
第十七話 ページ19
「……助けてくれて、ありがとう。そしてごめんなさい。」
最後の所だけ小さくなったけど、お礼を言われるのはやっぱり嬉しい。
「どういたしまして。」
だから、返事を返した。
聞こえたのかどうかはわからないが、その場から彼女は去っていく。
「さて、俺も戻るか。」
そう言いながら教室に戻る。
それで貸してもらった本は後で読もう、話の途中で話をきられると、なんかもやもやして集中できないから。
そう思って、教科書の準備をしてゆっくりとすることにした。
相も変わらず暗い夜空を見て考える
ああ、しかしそろそろ満月の日だろうか。
そう思うと、気が重くなる。
何事もなく終わることを祈るしかない。
もっとも祈る対象なんかないのだが。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ