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「ただいま戻りました、父様。」
「戻ったか、1ヶ月ぶりだなA。」
屋敷について、まず何よりも先に父様であるシルバー様の部屋へ行く。
待機していた執事に会いたい旨を伝えれば、そう待たずに部屋に通された。
「…キルアに、友達が出来たらしいじゃないか。」
「イル兄がご報告している様ですから、私の方からは特に何も…ああ、キルアに私が養子であるとバラすとイル兄が。止めませんでしたが、よろしかったですか？」
「そうだな、もうそろそろあの子らも知って良い歳だろう。だが、血が繋がっておらずともお前も俺の子だ、いいな？」
「はい、ありがとうございます。ああそれと、本日はご提案を一つ。」
言ってみろ、とキルアと同じ青いサファイアの瞳で促され、キルアに『お願い』をされてからここにくるまでずっと考えていた案を提示する。
初めは難色を示した父様だったが、私が時折キルアに接触すると言う事。
そして報告書を上げる事で納得していただいた。
その他にも、いくつか父様の欲しがっている情報を開示することを約束する。
「それに、キルアは最後には必ずこの家に帰ってくるでしょう？」
この一言が、決め手だったと言って良いはずだ。
ただ、私自身は少しばかりそうじゃなくなれば良いとも思っている。
キルアが外に触れる事で念を身につけ、イル兄の実力を越えるなら。
きっと、キルアは本当の意味でゾルディック家の呪縛から逃れることが出来るだろう。
私には、そのきっかけを作ることくらいしかできない。
「一度、キルアと話してから決めるが、あの子が望んだなら俺は引き留めん。」
「そう言ってくださるなら、安心です。ところで、キルアは今どちらに？」
「独房だ。ミルキを刺した事に対して反省して自ら入ったらしい。」
…母様に接触するのが1番少ない場所を考えたな？
ミルも容赦無くキルアを痛めつけている事だろう。恐らく、そこまでのダメージは負っていないだろうが。
「今、キルアを連れてこさせている。」
「じゃあ、私はアルカの所に顔を出してきますね。」
「…『おねだり』は、」
「大丈夫です。抜かりはありませんよ。」
座っていた席から立ち上がり、一度頭を下げる。
何か言いたそうにこちらをみる父様に、言い逃げる様にして部屋を後にした。
「父様、お願いを聞いてくれてありがとう。大好きだよ！」
…さて、これで機嫌は悪くはならないだろう。
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甘夏蜜柑(プロフ) - 故に、主人公は周りとは違う料理を作って合格、という流れになっております。こちらの回答でご納得頂けましたでしょうか？ (2021年11月2日 0時) (
レス) id: 1b56a79d5d (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます。注意書きにも書いてありますが、この小説は『新アニメ版』に沿って書かせていただいています。新アニ版では、『指定食材は豚・用意された調理器具を用いる』以外に条件はありません。(続きます) (2021年11月2日 0時) (レス) id: 1b56a79d5d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - コメント失礼致します。h×h見たことありますか？試験で出た課題は豚の丸焼きだから皆豚の丸焼きを持っていったんです。豚の丸焼きしか出来ないからではありません。これでは主人公だけ不合格です。 (2021年10月30日 14時) (レス) @page5 id: ad9804768a (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - きなこマカロニさん» ありがとうございます笑 (2021年9月24日 1時) (レス) id: 1b56a79d5d (このIDを非表示/違反報告)
きなこマカロニ - コメント失礼します！自給自足って大切ですよね((好きすぎます、是非とも妄想を詰め込んじゃってください！！ (2021年9月23日 20時) (レス) id: 4314947012 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2021年9月18日 16時
