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水分補習をして、個性使用による吐き気も消えたことを確認して補習組のいる部屋へ行こうとした時だった。
頭の中で響いた、ここ二、三日で聞き慣れたマンダレイさんの声。
彼女の個性であるテレパスで伝えられたものは、敵…ヴィランの襲撃。
襲撃にあっている森の中にいるのは、補習組を抜いた肝試しをしている子達だ。
「ッ洸汰くん！」
…さっきまで一緒にいたのに！
テレパスを受けて真っ先に浮かんだのは、先ほどまで一緒にいた幼い子ども。
血の気が引いたが、足を止めている暇も惜しいととりあえず声を掛けながら補習組のいる部屋を目指す。
その時、曲がり角で相澤先生と鉢合わせる。
「相澤先生！！」
「ッA、お前は補習部屋へ戻れ！」
そう言い捨てて外へ向かう彼の背を、追いかけた。
何故付いてくるという言外の視線に応えるように声を張り上げた。
「洸汰くんと！さっきまで一緒にいたんです…ッ！」
「ッチ、ダメだ！そっちは俺たちプロがやる！」
「ですが、さっきマンダレイさんがテレパスで場所がわからないって…！」
そう返した時、相澤先生が業火に包まれる。
建物から一歩出た瞬間だった。
血の気が引いて彼の名を叫ぶ。
「A！ヴィランだ、下がれ！」
すぐに帰ってきた指示に、安堵する暇もなく飛び退いた。
相澤先生は自身の拘束具を使い、手慣れたように敵を制圧する。
それを見て回りに他のヴィランがいないかを素早く確認した。
「ああ、こっちにいるのかA A…好都合だな」
うつ伏せで拘束された的は、私を見てニヤリと笑みを浮かべる。
その顔は、目の下と下唇から下は全て爛れた皮膚が雑に縫合されて居て不気味さが漂っていた。
彼にとって、決して有利な状況ではないのに先生の問いにも素直に答えることなく、逆に煽るような言葉を返している。
私がこっちにいる事で好都合？
向こうの目的は…なんだ？
湧き上がる焦燥を押さえつけながら思考を巡らせた時、森の中央で大きな爆発音が響く。
所々暖色の光が夜空を照らしているので、もしかしたら炎も上がっているのかもしれない。
「先生！！」
洸汰くんを探しに行きたいが、この状況ではいけないと踏み止まっていた時だった。
森の中から飯田くん率いるA組が数名出てくる。
それに気を取られた相澤先生の隙を突き、拘束から逃れるヴィラン。
「流石に雄英の教師を務めるだけはあるよ」
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ヒヨコ(プロフ) - こんにちは、とても大好きです。← ただ１つだけ。84の戦闘シーン、exchangeではなくreplaceの場所がないでしょうか？replaceが置き換えだと認識してるので、ちょっと違うかも？となりました！更新楽しみにしてます！ (2018年10月1日 15時) (
レス) id: 1a5754497d (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - No,2ヒーローがベストジーニストになってませんか？気のせいならすみません。 (2018年9月17日 16時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
碧 - うわあああ好きです！！夢主ちゃん頑張れー！ (2018年9月9日 11時) (レス) id: 1914631717 (このIDを非表示/違反報告)
たまごぼーろ。(プロフ) - いけいけ夢主ちゃん！姫をぶん殴れ！！ (2018年9月7日 10時) (レス) id: acb2629ba7 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - いけいけかっちゃん！夢主をおとせ！← (2018年8月23日 22時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2018年7月11日 21時
