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「相澤先生」
「…なんだ」
合宿所へ到着して一晩明けた。
今日から、本格的な個性の訓練が開始する。
プッシーキャッツ4人、そして担任の先生2人の計6人。
行われるトレーニングは個々にあったものにする必要がある。
例えば、百ちゃんはひたすらに食べながら何かを創造する。
爆豪くんはひたすらに爆発を起こし、電気くんはひたすらに放電…という風に。
「私、増強型の方で練習してもいいですか？」
私自身、何を伸ばすべきか…と考えた時に視界に入ったのは緑谷くんのブートキャンプ。
激しい運動に、咄嗟の攻撃、またそれを防ぐ。
瞬間移動の限界が見えないのなら、私が伸ばすべきはもう一つの個性と単純な身体的強化。
「…アレを受けるのか」
ちらりと向けられた相澤先生の視線の先では、プッシーキャッツの虎さんが指導するブートキャンプが既に始まっていた。
「声が小さい！」
「イエッサァ」
「もっとだ！！」
「イエッサァァァ…！！」
…と、いう具合に繰り広げられるこの光景に、きっと彼も思うところがあるんだろう。
しかし、私は他にやることがない…気がする。
ついでに、『replace』の方も伸ばそうと思う。
「怪我はするなよ…」
「何を今更。殴られたら治しますよ」
「一応それは機密事項のはずなんだがな…」
…あ、そうだった。
じゃあ直せないから死ぬ気で避けないと。
「では参加してきます！」
あらかじめ身体強化関係をしようと思っていたので、上下ジャージだ。
好きにしろと言い残して指導に向かった相澤先生を背に、虎さんの元へ走って言った。
「虎さん！遅ればせながら、私もこちらに参加してもよろしいでしょうか？」
「もちろんだ！」
緑谷くんの横に並び、見様見真似で始める。
おしゃべりは、体を動かしながらでもできる。
…さすが、神様にもらった『動体視力』。
前の世界じゃ絶対にできない体勢まで余裕だ。
「さぁ！一発目だ撃ってこい…！」
構える虎さんの向けて思いっきり一発。
個性で増強せずに繰り出したそれは、彼の手の内にビクともせずに収まった。
やっぱり、書き換えに頼りすぎてる。
ここで、一歩成長することができれば…！
手も足も出なかった、脳無。
オールマイトの治療がうまく言っているとは言えども、彼の個性はすでに継承されている。
いつまでも彼に頼っているわけにはいかないのだ。
「ぬるいパンチだ！もっと力を込めろ！！」
「イエッサー！！」
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ヒヨコ(プロフ) - こんにちは、とても大好きです。← ただ１つだけ。84の戦闘シーン、exchangeではなくreplaceの場所がないでしょうか？replaceが置き換えだと認識してるので、ちょっと違うかも？となりました！更新楽しみにしてます！ (2018年10月1日 15時) (
レス) id: 1a5754497d (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - No,2ヒーローがベストジーニストになってませんか？気のせいならすみません。 (2018年9月17日 16時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
碧 - うわあああ好きです！！夢主ちゃん頑張れー！ (2018年9月9日 11時) (レス) id: 1914631717 (このIDを非表示/違反報告)
たまごぼーろ。(プロフ) - いけいけ夢主ちゃん！姫をぶん殴れ！！ (2018年9月7日 10時) (レス) id: acb2629ba7 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - いけいけかっちゃん！夢主をおとせ！← (2018年8月23日 22時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2018年7月11日 21時
