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「みんな…若いな」
「同い年だろう、お前も」
非難するような視線を隣から向けられる。
しかし、この騒々しさに着いていけるだけの元気が私にはなかった。
林間合宿当日の朝。
バスに乗り込んで少し…。
皆はこれ以上ないほどにはしゃいでいた。
「先生、チョコ食べますー？」
「…ああ」
私は相澤先生のお隣に座り、チョコレートをポケットから取り出す。
そしてにゅっと出された手の上に一つ置いた。
「失礼ながら、私は寝ます」
彼の充血気味の目を見て宣言する。
窓際を譲っていただいたので、肘を窓枠にかけた。
「着いたらちゃんと起きろよ」
「…はい」
…そこは起こしてやる、じゃないんですね。
そんなツッコミを心の中に留めた。
とりあえず思い瞼をどうにかするために、喧騒の中で静かに目を閉じた。
…パーキングエリア、じゃない。
止まったバスに、目をさましてからの感想がコレだ。
いつのまにか乗っていた高速も降りたようで、豊かな自然が広がっている。
しかもB組もいない。
けど、先生は動じた様子はないし予定通りってことだ。
「嫌な予感…」
一番最後にバスを降りる。
ローファーではなく、動きやすい靴で来るべきだったかもしれない。
まあ、何が起こるかはわからないが。
「よう、イレイザー！」
にこやかに相澤先生に声をかけたのは、2人のプロヒーロー。
ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ…というらしい。
そんな彼女たちの説明に、どこか不穏な空気が漂い始めた。
合宿施設は、はるか遠い山の麓…だとか。
個性使用が許される私有地であることだとか。
早ければ12時前後…という彼女のセリフだとか。
クラスメイトが皆、顔を青ざめてバスへ戻ろうとした時。
大量の砂が私たちをさらう。
…あー、まじですか。
どうやらA組は、目の前に広がる森を抜けて施設まで行かないといけないらしい。
土塊でできた魔獣は、飯田くん緑谷くん轟くん爆豪くんの手によって破壊された。
「まあ通常2年前期から“修得予定のモノ”を前倒しで撮らせるつもりで来たのでどうしても無茶はでます」
相澤先生は、そう言ってあくどい笑みを浮かべる。
「緊急時における個性行使の限定許可証…ヒーロー活動認可資格その“仮免”。敵が活性化し始めた今…1年生にも自衛の術が必要だ…」
「…なるほど。そういう意図があったんですねぇ」
納得、納得。
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ヒヨコ(プロフ) - こんにちは、とても大好きです。← ただ１つだけ。84の戦闘シーン、exchangeではなくreplaceの場所がないでしょうか？replaceが置き換えだと認識してるので、ちょっと違うかも？となりました！更新楽しみにしてます！ (2018年10月1日 15時) (
レス) id: 1a5754497d (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - No,2ヒーローがベストジーニストになってませんか？気のせいならすみません。 (2018年9月17日 16時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
碧 - うわあああ好きです！！夢主ちゃん頑張れー！ (2018年9月9日 11時) (レス) id: 1914631717 (このIDを非表示/違反報告)
たまごぼーろ。(プロフ) - いけいけ夢主ちゃん！姫をぶん殴れ！！ (2018年9月7日 10時) (レス) id: acb2629ba7 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - いけいけかっちゃん！夢主をおとせ！← (2018年8月23日 22時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2018年7月11日 21時
