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「あー、気持ち悪い…」
低い声でボヤきながら私が寝そべっているのは保健室のベット。
最終日に、ついにリカバリーガールと八木先生にバレてしまった。
酷い時は倒れそうになるくらいに、具合が悪くなると言う事を。
「まったく、この子はなんでこう言う大事な事を言わないんだろうね！」
「…A少女…私が無理させてる身だけど、隠れて無理はしないでくれよ…」
ぷんぷんと椅子に座って怒るリカバリーガール。
オロオロと私の周りを心配そうに彷徨く八木先生。
そんな2人に向かって、笑った。
「こーしなきゃ、キャパ…増えない…んですぅ…」
この職場体験と言う名の一週間集中治療は、八木先生の呼吸器官半壊は半分ほど治療した。
あとは書き換えた細胞が体に馴染み、徐々にその効力を発揮させてくれればいい。
胃の全摘も、無事な胃の細胞部分を体に戻す手術をリカバリーガール執刀の元行った。
そして彼女の能力で細胞を定着させ、安定したところで今少しずつ書き換えている。
呼吸器官半壊でこれだけかかったのだ、なかなか胃の復活には時間を要することになりそうだ。
「かといって、そんなに無茶しても…」
「…吐血がなくなっただけでも…進歩、ですね…。ぉえ、吐きそう…」
「A少女…って、吐きそう！？」
感動していた彼が、私の顔色を見て青ざめる。
うつ伏せだと本当に戻してしまいそうだったので、ゴロリと仰向けに直った。
治療をし始めた時は、5分も使えなかった個性だ。
今では、休憩を挟めば合計で30分程度使えるようにもなった。
この書き換える個性は、治療の方面だけの利用では終わらない。
神様とやらにもらった動体視力に加え、身体強化も兼ね合わせれば戦闘にも十分に役立つ事だろう。
さらに、今再生能力の方にも着目している。
「八木先生に…使ってる再生能力、もし超が付くほどのものに細胞を変えられたら…」
「…脳無のような超再生能力を身につけることも可能になるのかい？」
「可能性論ですけどねぇ…それに、そこまで行くと最早化け物…」
まあ、この世界からしたら私の存在自体化け物に近いものだけども。
流石に超再生能力は無理かな。
しかし、指を切り落としてまで実験は出来ないので可能性論のままだ。
やはり、今はひたすらにこの個性を使い続けるしかないのだろう。
「…化け物な訳ないじゃないか」
「…ありがとうございます、八木先生」
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ヒヨコ(プロフ) - こんにちは、とても大好きです。← ただ１つだけ。84の戦闘シーン、exchangeではなくreplaceの場所がないでしょうか？replaceが置き換えだと認識してるので、ちょっと違うかも？となりました！更新楽しみにしてます！ (2018年10月1日 15時) (
レス) id: 1a5754497d (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - No,2ヒーローがベストジーニストになってませんか？気のせいならすみません。 (2018年9月17日 16時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
碧 - うわあああ好きです！！夢主ちゃん頑張れー！ (2018年9月9日 11時) (レス) id: 1914631717 (このIDを非表示/違反報告)
たまごぼーろ。(プロフ) - いけいけ夢主ちゃん！姫をぶん殴れ！！ (2018年9月7日 10時) (レス) id: acb2629ba7 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - いけいけかっちゃん！夢主をおとせ！← (2018年8月23日 22時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2018年7月11日 21時
