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「ヘイA！話は聞いてるぜ、さて黒板の問題は分かるか！？」
…いやいや、話聞いてるんだったら帰ってきて早々に問題当てないでしょ。
そんなふうに思いながらも、ジッと黒板を見る。
英語で4つの選択肢があり、間違えを探さなくてはならないようだ。
「…じゃあ、4で」
「『じゃあ』！？でも正解だ！」
ただ喋っているだけだというのによく声が通ることだ。
これなら、彼の授業を寝る人間も少ないことだろう。
そんなことを思いながら、席に着く。
鞄の中から英語の教科書と、ルーズリーフを取り出す。
因みに私は、ルーズリーフに内容をまとめて一つのファイルに期間ごとに纏めるタイプの人間だ。
1限と2限のノート、八百万さんに後で見せてもらおう。
目の前のシャンとした背中を見て、それからクラス全体に視線を移す。
髪色も体格も様々で、さすがアニメの世界だなと思う。
…そういえば、スナイパーライフルがあんなに軽い衝撃で打てるなんてなぁ。
神様の言っていた、動体視力は最早超人の域だ。
表面上は何も変わっていないのに、筋肉が10倍ついた気分だ。
…中々気持ち悪い例えをしてしまった。
銃火器系統は、前の世界でもサバゲーをやっていたのでそこそこ扱える。
今回測定で使ったのも、本物ではなくて少し特殊な弾が出るものだ。
まあ、私が用意したのではなく、神様とやらが家に用意したものだが。
ここまで用意がいいと、アイツにもどれだけ与えているのか不安になる。
アイツが圧倒的に有利だと、私は為されるがままになってしまう。
…そうか！
だから雄英で力をつけるのか…！
午後はヒーロー基礎学。
早速力をつけられる機会だ、全力で取り組もう。
グッと一人決意を固め、拳を握りしめた時だった。
英語の先生…プレゼント・マイクがまたしても私を指名する。
…なにか私怨でも買ったのだろうか？
「…2で」
「正解だ！」
ビシッと親指を立てたグッドサインをいただき、黒板の文字を黙々と写す。
綺麗に写し終えたところで、チャイムがなる。
礼をして、お昼をどうしようかと首を捻った時、声をかけられた。
「あの、Aさん！良ければ私達と一緒にご飯食べない！？」
「…もちろん。名前を伺っても？」
「わ、私！麗日 お茶子！よろしくね！」
緊張した面持ちをした彼女は、確かヒロイン。
茶色のボブカットに、頬の赤みが可愛い女の子だ。
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びだくおん - 25のところ相澤先生のセリフ『礼』が『例』になっていると思いますよ〜 (2018年9月26日 20時) (
レス) id: 928f36eedf (このIDを非表示/違反報告)
裕貴雛@きょーたん(プロフ) - 突然すみません。こいつ何言ってんだと思うかもしれませんが書きます。replaceという単語が書き換えるという意味でで出てきてるのですがreplaceの方が一般的に置き換えるの意味の方が強いです。また、exchangeは商品やお金に対して使うのでchangeをオススメします。 (2018年7月11日 4時) (レス) id: 630a80e8a5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - すっごく面白いです！！！！これから少しずつわかってくるであろう真実にドキドキします！誰落ちかも楽しみです〜！更新楽しみにしてます！ (2018年6月28日 22時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
ユニ(プロフ) - 紹介文の漢字が英雄になっています！間違ってたらすみません。 (2018年6月24日 18時) (レス) id: dff716be10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2018年6月21日 2時
