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…案外人間って重いんだな。
そんなことを思ったのは、終了の合図の後に心操くんを地面に下ろしてからだった。
発表内容を聞けば、1位は轟くんチーム、2位は爆豪くんチーム、3位が私たちで4位が緑谷くんチームだった。
「お疲れ様」
「おつかれ。じゃあ、お互いに頑張ろうね」
そう言い残して会場を去る。
昼を挟んでから、午後の部だ。
今のうちに、今日の分の八木先生の治療を。
いつもなら向こうの都合で呼び出してくれるだろうが、今回は期待できない。
でも、全国のヒーローを呼び寄せ警戒態勢を整えているこの場なら安全以外の何者でもないだろう。
「…オールマイト先生」
「やあ！A少女じゃないか！…ごめんよ！解っているからそんな目で私を見ないでくれ…！」
なぜかマッスルフォームとなって、階段に立っているオールマイトに視線を向ける。
命に関わることなんだから大人しくしとけよ、という思いが滲み出ていたのか、彼は冷や汗をかきながら目を逸らした。
「A…？A Aか？」
オールマイト先生以外にも人がいたのか。
名前を呼ばれたので、階段をオールマイト先生の下まで降りる。
「…エンデヴァー」
…だっけ、と内心首を傾げる。
ヒゲをはじめとして体の至る所から炎が噴き出ている彼の体は、オールマイト先生のガタイとそう変わらないものだ。
この世はプロヒーローの名が分からないと変人扱いされるため、緑谷くん監修の元、最近はヒーローを覚えるようにしている。
「…すみません、お話中失礼いたしました。オールマイト先生、後ほどお時間いただけないでしょうか？」
「うん、いいよ！ちょっとだけまっててくれるかい？」
「はい。では失礼致します」
No. 1ヒーローであるオールマイトと、No.2であるエンデヴァー。
この人達の会話に混ざれるほどの人間ではないため、早々にお邪魔しよう。
「待て、A A」
「…はい？」
失礼にならないよう、一礼をして踵を返したが引きとめられてしまった。
「お前の個性はなんだ？」
「個性、ですか…『置換』です」
プロヒーローとして活動している彼ならば、個性を教えても下手なことにはならないだろうと求められるままに説明をする。
ただ、八木先生の治療に関する個性の説明は省かせてもらったが。
「二種類の個性。中々の強個性だな…個性婚でもしたのか？」
「ッエンデヴァー…！」
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びだくおん - 25のところ相澤先生のセリフ『礼』が『例』になっていると思いますよ〜 (2018年9月26日 20時) (
レス) id: 928f36eedf (このIDを非表示/違反報告)
裕貴雛@きょーたん(プロフ) - 突然すみません。こいつ何言ってんだと思うかもしれませんが書きます。replaceという単語が書き換えるという意味でで出てきてるのですがreplaceの方が一般的に置き換えるの意味の方が強いです。また、exchangeは商品やお金に対して使うのでchangeをオススメします。 (2018年7月11日 4時) (レス) id: 630a80e8a5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - すっごく面白いです！！！！これから少しずつわかってくるであろう真実にドキドキします！誰落ちかも楽しみです〜！更新楽しみにしてます！ (2018年6月28日 22時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
ユニ(プロフ) - 紹介文の漢字が英雄になっています！間違ってたらすみません。 (2018年6月24日 18時) (レス) id: dff716be10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2018年6月21日 2時
