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「Aッ！」
「、っと、ほ、先生！気にしないで！」
先生の声に応えながら、出来るだけ彼と距離を取る。
私の方が殺しやすそうだと判断するのか、それなりの人数を引きつけてしまった。
…ま、コレを私が捌いて、先生がラスボス倒してくれれば万々歳。
そんなことを思いながら、ひたすらに敵との位置を交換する。
個性を使おうとした奴から片っ端だ。
そうすれば、見事に皆共倒れしてくれる。
「ラスボスくんは頭が良さそうだけど、やっぱり下っ端はそうでもないのかね」
ポイっと最大火力の手榴弾を敵に囲まれた瞬間に投げる。
それから、位置交換。
生死を選んで戦えるほど余裕もないので、ぶっちゃけ何人か死んでるんじゃないだろうか。
…いや、正当防衛です。
私はそう言い張ります。
私の方によってきたのはあらかた片付いたかと思った時、視界の端にラスボスくんが相澤先生に向かって走るのを見る。
ラスボスくんの手が彼に触れ、先生の黒い服が灰色に変わった瞬間。
「いってらっしゃい」
殴りかかってきたやつと交換する。
パッと、目の前に先生が現れた。
「先生、ラスボスくんの個性、手とか身体で触ると崩れます」
「…助かった、」
「ストップ、目を瞑って先生」
先生の腕を掴んで、また殴りかかってくる奴と交換する。
決して先生を置き去りにしないように、左手で腕を、右手で肩を掴んだ。
「目、ちょっとはマシになりました？」
「…ああ」
「ちょっと位置関係混乱してきたので、離れたところに落ち着きますよ」
ラスボスくんから離れた場所に弾を撃ち、瞬時に交換。
弾は私たちが立っていた所に移動し、敵の頭をぶち抜いた。
「…個性の乱用は初めてでした。上手くいって良かったです」
「聞いてないなぁ、お前みたいな奴がいるって…」
「それにしても、私もう逃げたいんですけど」
「…ああ、逃げてくれると俺としても助かるんだがな」
「…逃がしてくれますかね？」
そういった瞬間、位置交換を使う。
ラスボスくんと交換だ。
「っとぉ、危ないなぁ。お前の個性、位置交換かぁ？」
…ギリ、目で終えたからまだしも、ヤバイな。
この速さ、位置交換できなそう。
先ほどまで私たちがいた場所には、ラスボスくん。
その横には、かなり大きいみたことない生物がいた。
鳥のような嘴に、頭は脳みそが露出されている。
「…これ、ヤバイ奴じゃない？」
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びだくおん - 25のところ相澤先生のセリフ『礼』が『例』になっていると思いますよ〜 (2018年9月26日 20時) (
レス) id: 928f36eedf (このIDを非表示/違反報告)
裕貴雛@きょーたん(プロフ) - 突然すみません。こいつ何言ってんだと思うかもしれませんが書きます。replaceという単語が書き換えるという意味でで出てきてるのですがreplaceの方が一般的に置き換えるの意味の方が強いです。また、exchangeは商品やお金に対して使うのでchangeをオススメします。 (2018年7月11日 4時) (レス) id: 630a80e8a5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - すっごく面白いです！！！！これから少しずつわかってくるであろう真実にドキドキします！誰落ちかも楽しみです〜！更新楽しみにしてます！ (2018年6月28日 22時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
ユニ(プロフ) - 紹介文の漢字が英雄になっています！間違ってたらすみません。 (2018年6月24日 18時) (レス) id: dff716be10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2018年6月21日 2時
