会長 329 ページ9
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「確かに綱吉くんには絶対的なカリスマ性とかはないかもしれない。だけど、キミは人の中でとても秀でてる」
アバウトな表現で言い表せば、とても信じられないとでも言うように首を横に降る綱吉くん
ご丁寧に手も一緒に振っている
「いやいや、俺成績とかやばいですし…！」
「そんなチンケなもんじゃなくてさ、綱吉くんが持ってるのは…んー、言葉で言い表せない物、なんだよねぇ」
「言葉で言い表せない…？」
「そ。なんかカリスマ性を持ってる人とかも惹きつけちゃうような…そうやっぱりブラックホールみたいな感じ。少し大袈裟かもしれないけど…綱吉くんなら、どんな極悪人でも、逆にどんな善人でも惹きつけちゃうんだろうね」
そう、結局は皆引き寄せてしまうんだ、彼は
「え、それって喜んでいいんですか…？」
「…さぁ？」
僕の返答に微妙な表情をした彼
思わず吹き出してしまう
「冗談だって。もちろん喜んでいいと思う。だって周りを見てみなよ…キミの周りには人が溢れている」
思い当たる節がないのか、考え込む彼
そして、恐る恐ると言う風に訪ねてきた
「獄寺くんたちの事ですか？」
「ん、そうだよ。雲雀も京子もザン兄もディーノさんとかも、リボーンだってね…あ、勿論僕も」
みんな、キミのブラックホールに引き寄せられちゃったんだろうね、と言って冗談めかして言う
「…やっぱり、俺にはそんな力ないですって」
「そう思ってるのは綱吉くんだけだよ。惹きつけられた人は皆、わかってる。…ま、それがわからない綱吉くんだからこそ、なのかもしれないけど」
くすくすと笑みが溢れてしまい、それを誤魔化すように彼の頭を撫でた
綱吉くんは、未だ眉間に皺を寄せて考えている
「…そんな難しく考えなくていいんだよ。綱吉くんがやりたいようにやればいいんだ。そうしたら、僕達は勝手にキミに引き寄せられるんだからさ」
「、まさか…会長…俺が迷ってる事知って…？」
「まあ、土手で哀愁背負ってため息を吐いてるのなんか見ればね。それに、」
言葉を途中で切って立ち上がる
そんな僕を綱吉くんが見上げた
「僕を誰だと思ってるのかな。君の雪の守護者だよ？」
ぽん、と彼の背中に手のひらを触れさせた
「僕はいつでも君の味方だし、アルコバレーノの事だったら僕に考えがある」
「…か、いちょう」
「だから綱吉くんも、頑張れ」
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楓＠悠生(プロフ) - 続編ありがとうございます！とても面白いです！体調に気を付けながら更新頑張ってください！ (2018年3月27日 8時) (
レス) id: 3fbf89f8a3 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - 続編おめでとうございます！^^*リボーンとの展開ワクワクしています！更新待ってます！！ (2018年3月9日 18時) (レス) id: 9de7d0b324 (このIDを非表示/違反報告)
フューズ - 続編おめでとうございます！！会長と八雲君の活躍を楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2017年8月5日 11時) (レス) id: 533c8db921 (このIDを非表示/違反報告)
かさかさスライム - 続編おめっとさん（＾ω＾）更新ファイトですぞ！ (2017年7月31日 20時) (レス) id: 1f085f3530 (このIDを非表示/違反報告)
バイパー(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!これからも応援しています!!頑張ってください!!! (2017年7月31日 20時) (レス) id: 9e0fe0a3ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2017年7月31日 19時
