会長 314 ページ34
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目が覚めた
いや、覚めたと言っても目の前は黒い闇がただ広がるのみで
既視感を持つこの光景に眉を寄せた時、パッと目の前が明るくなる
そこには、見覚えのある胡散臭い姿
…チェッカーフェイス
それと対峙するのは、アルコバレーノであるリボーン達6人
皆顔を険しく歪めてチェッカーフェイスを睨んでいた
思わず声を出そうとしたが、喉からは掠れた息が漏れるばかり
にやりと口角だけあげてチェッカーフェイスが僕に向けて笑ったので、彼が何か仕掛けたのだろう
進んで行く話の流れに乗り遅れぬように仕方なく耳を澄ませた
…呪いを、解く？
チェッカーフェイスの目的は、アルコバレーノを一人減らす事だと言う
代理を立て、代理同士を戦わせそれを決める
リボーンは少し渋ったが参加を決め、それ以外のアルコバレーノは即決だった
「さあ…君はどうする、雪のアルコバレーノ」
満足そうに彼らの返事に頷いたチェッカーフェイスは、僕に視線を向ける
スポットライトが唐突に、上から降り注いだ
「…する訳がない」
出るようになった声を絞り出せば、愉快そうに彼は笑いを零した
そして僕に向かって理由を問うた
「第一、僕には呪いなんて掛かっていないし呪いを誰かに引き継がせようなんて思ってない。それに、アルコバレーノが全員参加というなら…ユニも含まれているということ。だけど、その短命の呪いは僕が解いた。だから…リボーン達の呪いだって違う方法で解けるはずだ」
「…ああそうだ、私は一つ言い忘れていたよ。大空のアルコバレーノは、君のために参加するのさ」
それに君はわかっているだろう、雪のアルコバレーノの呪いを
そう言ったチェッカーフェイスは首を傾げて見せる
僕の中に戦慄が走り、じわりと汗が滲んだ
「アルコバレーノの呪いは解けはしない。染まれたとしても…自身の色を穢すだけだ」
「まさか…ユニの短命がAに…！？」
「流石リボーン君。察しがいいね…そしてA君ももうわかっているんじゃないかな。その服の下の痣のことを…ね」
視線を向けられ、思わずわき腹に手を添える
この服の下には確かに未来で出来た赤青い痣が風化したような、茶色の痣が広がっていた
「君は、周りよりも自分の成長が遅いと感じたことはないかい？特に…強さの成長がね」
「ど、ういう…」
「簡単だ。炎を喰うその痣は、君の強さの成長を妨げているのさ」
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バイパー(プロフ) - 会長が会長がぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!これからも頑張ってください!! (2017年5月26日 21時) (
レス) id: 9e0fe0a3ea (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴(プロフ) - あぁぁぁぁぁぁぁ会長ぉぉ！お客様！お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんかぁぁぁ！？ (2017年4月23日 22時) (レス) id: 87903ff8ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆにおん(プロフ) - 文才すごくありますね！！面白いです！頑張ってください (2017年4月17日 19時) (レス) id: 357fba11b9 (このIDを非表示/違反報告)
沢優@蝸牛更新だぜ★(プロフ) - やっぱり面白いです！なぜそんなに文才があるのか…俺も見習いたいですよ…!!更新頑張ってください！ (2017年3月26日 15時) (レス) id: 5a14bd1f6f (このIDを非表示/違反報告)
桐枝(プロフ) - とってもとっても面白いです！ (2017年2月11日 22時) (レス) id: a0cd7a23ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2016年12月15日 20時
