会長 223 ページ24
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「っやはり、Aもおしゃぶりの保護を頼むべきだ…！」
「…前にも言ったけど、今混乱させる訳にもいかない」
首を横に振れば、ラルが眉間に皺を寄せる
ここに運んでくれたスクアーロはザン兄に報告すると言ってこの部屋を少し前に出て行った
ノン・トゥリニセッテ似寄る不調に目敏く気づいたラルは、冒頭のセリフを吐くが私は首を横に振る
…冷静であらねばならないリボーンまでもを混乱させることは得策じゃないはず
アルコバレーノの事となれば、リボーンでさえも動揺を隠す事は難しくなるのだろう
そして、そんなことになれば綱吉くんたちの精神状況も不安定になるに違いない
「ではジャンニーニだけに告げればいい、ワケありだと言えばアヤツも無駄に口外せんだろう！」
「万が一、がある…それにもう慣れた」
まるでリズムを刻むかのように一定のテンポで痛む脇腹
チョイスの場ではなかった痛みに、身体が一時的に過敏になっていたのだろう
今では立っていられないほどの痛みなどではなく、ポーカーフェイスも余裕でつらぬける
「話は聞かせてもらいましたよっ！！」
バンッとドアは音を立てて開け放たれた
予想外の事態に勢いよく振り向いた先には、目を輝かせているジャンニーニさんがいた
掲げられているその手に握られているのは透明のカプセル
「ふっふっふ…！このジャンニーニにお任せくださいませ！！こんな事もあろうかと用意していたのです！！」
ラルと二人呆気にとられていれば、ジャンニーニさんは素早くラルに近づき、カパッと何かをおしゃぶりにはめる
そして、呆然としている私とラルを気にせず得意げにこのカプセルの説明を始めた
長々としたその説明を纏めると、ノン・トゥリニセッテを研究したカプセルらしく、今までの負担を99%をカットできるという
「なんで、私が持ってることを…？」
「10年後のA様は決しておしゃぶりがあることを隠していなかったものですから！」
それから推測して、10年前の私も持っているのではと考えていたそうだ
驚きの連続を無理矢理納得させ、ジャンニーニさんに雪のおしゃぶりにもカプセルを掛けてもらった
アジト内なので、ノン・トゥリニセッテの影響は変わらないように思えるが外に出れば効果がわかるのだろう
「…この事は、」
「ええ！聞いておりましたとも！！10年前の彼等には決して話は致しません！」
そう言って胸を張る彼に、ゆっくりと頭を下げた
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コアラ - ここで言うのもなんですけど、お風呂の回主人公のあざを作者忘れてますよね〜 (2017年7月2日 5時) (
レス) id: 09b6c4131f (このIDを非表示/違反報告)
金魚ばち(プロフ) - ザン兄に抱きしめられたい。そして作者様のような語彙力が欲しい。 (2016年9月4日 9時) (レス) id: c9325c6a31 (このIDを非表示/違反報告)
@まーく(プロフ) - 更新きた！！やっぱり会長はカッコイイですね惚れる(*´∀｀*)これからも頑張ってください！！ (2016年8月16日 13時) (レス) id: 8711a4e48e (このIDを非表示/違反報告)
主人公って性格最高だわ!!@沢優(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます!!更新頑張ってください！ (2016年7月19日 17時) (レス) id: 7489f80356 (このIDを非表示/違反報告)
ロール(プロフ) - とても面白いです。続き楽しみにしてます！更新頑張って下さい！応援してます！！ (2016年7月5日 0時) (レス) id: ee26429b75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2016年2月19日 23時
