会長 99 ページ20
．
「あれ…キミ達は…？」
見ると三人ほど見たことのない人がいる
全員が黒曜中の制服を着ていた
さらに、唯一の女の子はナッポー…
…骸、みたい
「…クローム、髑髏…貴女は…？」
「A A…もしかして、骸の仲間かな？」
しっとりと艶のある綺麗な声
どこか儚げな雰囲気を醸し出す彼女は、やはり骸に似ていて
「だったらなんだびょん！」
そんな彼女を守るように出てきた二人
一人は元気そうでやんちゃそうな…もう一人は大人しげで…！？
「キミは、まさかフランを誘拐した…！」
頬にあるバーコードのタトゥー
怠そうに眼鏡を上げる彼は、フランがいなくなる前に僕にぶつかってジュースを零した人
「そうだよ」
「全部、骸が仕組んだ事だったわけだ…」
「ッハ、見事に騙されてやがんのー！！ダッセェ」
ギャハハと声を上げて笑う元気な男の子
「…貴女は…骸様の、何？」
「え…んー、友達…かな？」
「ハァ！？骸さんがお前のことなんか友達にするわけねぇびょん！！」
…じゃあ…敵？
でも…
「謝ってきたから…てっきり仲良くしたいのかと…」
「え"ー！？骸、会長に謝りにきたのー！？」
まあ、骸の姿ではなかったけど
「…んーじゃ、クロームちゃんと友達になろうかな」
口角を上げて、右手を差し出した
キョトンとしたクロームちゃんと顔を顰めた黒曜中の二人
クロームちゃんがおどおどしながら白い手を僕の手に重ねる
…細い
握ったら折れそうだと思いながら軽く力を込めた
「よろしく、クロームちゃん」
「クロームでいいわ…A」
気弱そうでも、芯を感じる強い瞳
深い紫色を見つめてから、軽く背を押した
「頑張れ、クローム」
「…うん」
トタタッと中央に出て行ったクローム
「ッふん」
「……」
釣れない態度をとるクロームの仲間に、苦笑いを返して口を開く
「…そんなに警戒しなくても、君達からクロームを取ったりしないさ」
「…あんな奴どーなったって別に関係ねぇし！」
頬を赤くしてそう叫んだ元気な子
…名前、わかんないな
「名前、教えてよ」
「ッチ…城島 犬」
「…柿本 千種」
渋々感を前面に出して名乗り出た二人
「そっか、よろしくな…まあフランに手ェ出したら…な？」
「…骸さんに指示されなきゃそんなガキいらねーびょん！」
「…面倒い、犬黙って」
「なっ！？」
コントのような会話を始めた二人は置いて、体育館の中心に視線を移した
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まちゃ(プロフ) - いつも楽しませて頂いています！頬やほっぺにあたる部分が文字化けしているのですが、私だけでしょうか…。 (2015年12月20日 1時) (
レス) id: da202836aa (このIDを非表示/違反報告)
四神(プロフ) - こんにちは！いつも楽しく拝見させて頂いてます！あと…ザンザスの綴りが違うと思うのですが…XANXUSだったと思います (2015年8月17日 20時) (レス) id: 5260633f1b (このIDを非表示/違反報告)
小豆(プロフ) - いつも読ませて頂いております(*´ω｀*)具合の方は如何でしょうか？できる限り無理のないように頑張って下さい！いつまでも応援しております！(`・ω・´)ゞﾋﾞｼｯ!! (2015年8月4日 12時) (レス) id: 27a4425c4b (このIDを非表示/違反報告)
蜜妃 - ↓色々とﾒｼｳﾏｧだよね。 (2015年7月29日 16時) (レス) id: c968381c54 (このIDを非表示/違反報告)
涼風 - 個人的に雲雀さんとの絡みが大好きなんですけどフランもいけますね（＾ω＾）ていうか2人が可愛すぎます！ (2015年7月20日 20時) (レス) id: 87ece292d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2015年4月29日 19時
