episode…101 ページ28
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「…協力、しない？」
「…なんだと？」
私の言葉に一瞬目を丸くしたγ
手に取った酒瓶を煽る
「ユニを、助ける」
笑みを浮かべ、琥珀色の液体を下の上で転がした
アルコール独特の苦味と柑橘系の香りが広がる
「私達、ボンゴレは白蘭を倒す…ユニももちろん助ける」
「ボンゴレの沢田 綱吉がボスを助けるなんて確証がどこにある」
動揺をこちらに見せないようにするためか、近くにあるビリヤード台に足を掛けてキューを構えたγ
そんな彼を見る野猿達
「助けるよ」
「そんな根拠の無い話を信じられるとでも思うのか？」
「約束したの…ユニと」
カコン、とボールが台のポケットに入る音
それが複数聞こえた後、γは上体を起こしてこちらを見た
「それに綱吉さんは絶対、助ける」
たとえ、綱吉さんが助けなかったとしても
私が、ユニを助ける
「…ユニが、泣いていた」
私の言葉に、キューを手放すγ
そして、こちらに勢いよく歩いてきた
「貴様、ボスに何をした！？」
右肩を掴み、力を込めるγ
痛みに顔を顰めながら、少し上にあるγの顔を見た
「助けると…ユニの幸せを願うと約束したんだよ」
「ボスの…幸せ」
人差し指をγの胸に突きつける
そして、下から彼の目を覗き込んだ
「自分に素直になんなきゃ、何も変わらない。自分から動かないと、何も変えられない」
「…ふざけた口を聞くな、お前に俺等の何がわかるというんだ！」
顔を歪めてそう吐き出したγの胸倉を掴んだ
「知ってるさ、どんなにユニが苦しんでいるか。どんなにユニが泣いていたか。どんなにユニが…助けを求めていたか！」
「お前らのボスはユニだろう！？」
「そうに決まっている！俺等にあの方以外にボスはいない！」
私の肩から手を離し、私から目をそらして叫んだγ
「だったら変にカッコつけてなんかいないで、さっさと助ければいい！敵だから協力しない！？甘ったれたこと言うな、私なんか…！！」
助けたくても、助けられないのに…！
抜け出すことが不可能に近い復讐者の牢獄
それは外からの干渉も不可能に近い
そうじゃなくても、私は…原作という大きな枷があると言うのに
「…そうだな…お前の、言うとおりだ」
グシャリと前髪を掻き上げたγ
「俺はとんだ甘ちゃんだったぜ…協力、してくれ」
右手を差し出したγ
無理矢理笑みを浮かべて握り返した
…あ、そうだ…
「愛に年の差は関係ないよ」
ボソリと呟いてやった
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BLACK(プロフ) - すっごく面白かったです！骸との絡みとお話の続きが気になります！更新お願いします！ (2021年8月17日 0時) (
レス) id: 5fa5486c5f (このIDを非表示/違反報告)
雪雛 - お身体大丈夫ですか？？体調管理もお気をつけてください。更新待ってます！ (2018年8月7日 20時) (レス) id: 42849da78e (このIDを非表示/違反報告)
はまよう(プロフ) - リボーンの夢小説で一番好きな作品です！ お体に気をつけてください！もしよければ更新待ってます(//∇//) (2018年5月2日 9時) (レス) id: 6acd6d9c40 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫♪♪(プロフ) - お身体に気おつけて更新頑張ってください！ (2018年3月28日 11時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
闇の道化師(プロフ) - 退院…出来ましたか？辛いですよね…入院って…これからも応援しているので、気が向いたら更新してくれると嬉しいです。 (2017年5月4日 9時) (レス) id: a4c5ed2f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2015年3月13日 18時
