episode…99 ページ26
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「俺がブラックスペル第3アフェランドラ隊隊長…γだ。ようこそ、メローネ基地へ」
「あなたが電光のγ…武功の噂はかねがね聞いています」
握手を交わす二人を、チェルベッロ達と並んで傍観する
表面下で交わされている腹の探り合い
…どうせ仲間になるのにね
なんて思いつつ、一言も発さずに正一くんの演技を見ていた
「…次は庇いきれないと伝えてください」
溜息を吐いて、野猿と太猿のトラブルについて妥協した正一くん
γの奥のカーテンの向こうに多数の気配があるのを、正一くんは気づいているのだろうか
「ボンゴレに関することはいかなる小さなことでも噂でもいい。もし何かあった時には必ず僕に伝達して下さい」
真剣な表情でそう申し出た正一くんに、半ば茶化すように返したγ
二人の間に、冷たい空気が流れる
正一くんは冷や汗を流すような演技をして、焦った様に言葉を返す
γは何かを確信したように笑みを深めた
「では僕はこれで」
「茶でもどーだ？後ろの方々も一緒に」
茶なんか出す気も無いだろうに…
まあ、利用させてもらうけど
「結構で________」
「じゃあ、お言葉に甘えようかな？」
出口に向かってくる正一くんと反対に、一歩前へ出る
γが少し目を細めた
「Aさん！？」
驚く正一くんに笑って腰らへんを叩く
三つの匣が音を立てた
「大丈夫、メローネ基地を壊したりしないよ」
「…いえ、そういう事を心配しているわけでは________」
私が何か言わないか心配なんだろう
γの反応からして白蘭から攫われた私の事は、ごく一部にしか公開されていないのだろう
「正一くん？」
首を傾げてみせる
そうすれば、彼は胃を抑えて溜息を吐いた
「…後で白蘭サンに報告お願いしますよ」
「うん、殺されないように頑張るね」
白蘭、という言葉が出た時に、ピクリとγが反応する
手を軽く正一くんに振れば、彼は一礼をして出て行く
「A様…私共は…」
「一人で帰れる。内緒話が出来ないから帰っていいよ」
ひらひらと手をチェルベッロ達にも振った
そうすれば、彼女達も一礼をして正一くんの後を追いかけて行った
ドアが閉まったのを見て、γに向き合う
「…アンタは誰だ？見た所ブラックスペルでもホワイトスペルでも無いようだが…」
警戒するように、でもどこか楽しそうに言うγは、ビリヤードのキューを持つ
私は、それを見て何も言わずに近くにあった椅子に腰掛けた
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BLACK(プロフ) - すっごく面白かったです！骸との絡みとお話の続きが気になります！更新お願いします！ (2021年8月17日 0時) (
レス) id: 5fa5486c5f (このIDを非表示/違反報告)
雪雛 - お身体大丈夫ですか？？体調管理もお気をつけてください。更新待ってます！ (2018年8月7日 20時) (レス) id: 42849da78e (このIDを非表示/違反報告)
はまよう(プロフ) - リボーンの夢小説で一番好きな作品です！ お体に気をつけてください！もしよければ更新待ってます(//∇//) (2018年5月2日 9時) (レス) id: 6acd6d9c40 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫♪♪(プロフ) - お身体に気おつけて更新頑張ってください！ (2018年3月28日 11時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
闇の道化師(プロフ) - 退院…出来ましたか？辛いですよね…入院って…これからも応援しているので、気が向いたら更新してくれると嬉しいです。 (2017年5月4日 9時) (レス) id: a4c5ed2f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2015年3月13日 18時
