episode…77 ページ3
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入ってきたのは＿＿＿＿＿＿＿白蘭
いきなりボスか！？
そうパニックを起こしながら、棺の中を後ずさる
しかし、当たり前の事だがすぐに背中に棺の縁が当たる
能力が使えない事に一瞬だけ戦慄した私は、持っていた蓮を胸に抱く
骸を象徴する花に、縋っているような気持ちだ
茫然とする白蘭の手の中には、大量の白い花
誰が私の棺に花を添えたか、すぐに理解できた
…落ち着こう
私は、
知らないふりをしなきゃいけないんだ
綱吉さんとの関係も…バックレる事が出来るかもしれない
幸い、私が行方不明になることは…この間の四人と骸だけ
大丈夫…上手くやれる！
「Aちゃん＿＿＿＿」
何か言おうとした白蘭の言葉を遮り、またドアが開く
入ってきたのは…１０年後の入江 正一
私はまた怯えたように肩を震わせる
努力して、涙まで浮かべた私は女優でも通用するはず…、多分
「どうしたの、正チャン？」
入江が入ってきた瞬間に。漫画で見たような陽気な態度を取る白蘭
それに私は疑問を持ったが、今はこの状況をどうにかするべきだ
「っな！？Aサンが…ッ」
目を見開いた入江がずれたメガネを戻しながら私をまじまじと見る
…確か、綱吉さん達が来た少し後に寝返るんだったよね
「正チャン、その書類よりも今はAちゃんの方が先ね〜」
ニコニコ笑う白蘭は、私に近づいてくる
…脅えている態度を取った方が、得策かな？
「…ぃや…来ないで…！」
いつでも泣けるように用意していた涙を流す
そうすれば、白蘭は目を丸くして足を止める
「Aチャン？…怖がらなくてもいいんだよ？」
…私的にその何を考えているのかわからない笑みがとてつもなく怖いです、はい
泣く事に力を入れていたが、ついでに手にまで入ってしまったのだろうか
カサ…と手の中の蓮が音を立てる
「…ぁ」
と、声を漏らしたのは入江
それを不思議に思った私は顔を上げて、心の中で固まった
…なんで白蘭ガチギレなんだろう
なぜか、無表情になった白蘭は、私に何も言わずに近づいてくる
これ以上下がれない私は、何も出来ずに白蘭を脅えたような演技で見上げるしか出来ない
そして棺台に上がった白蘭は、私に手を伸ばしてきた
私どうなるんだろう…
そう思って、ギュッと目を瞑った
演技半分、本気半分でビビりながら
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BLACK(プロフ) - すっごく面白かったです！骸との絡みとお話の続きが気になります！更新お願いします！ (2021年8月17日 0時) (
レス) id: 5fa5486c5f (このIDを非表示/違反報告)
雪雛 - お身体大丈夫ですか？？体調管理もお気をつけてください。更新待ってます！ (2018年8月7日 20時) (レス) id: 42849da78e (このIDを非表示/違反報告)
はまよう(プロフ) - リボーンの夢小説で一番好きな作品です！ お体に気をつけてください！もしよければ更新待ってます(//∇//) (2018年5月2日 9時) (レス) id: 6acd6d9c40 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫♪♪(プロフ) - お身体に気おつけて更新頑張ってください！ (2018年3月28日 11時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
闇の道化師(プロフ) - 退院…出来ましたか？辛いですよね…入院って…これからも応援しているので、気が向いたら更新してくれると嬉しいです。 (2017年5月4日 9時) (レス) id: a4c5ed2f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2015年3月13日 18時
