episode…85 ページ11
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「ところで…現在過去未来って、何か違うの？」
ふと疑問に思った事を尋ねてみる
そうすれば、一番に反応したのはヴェル
僕の目の前に小さい手を出して、指を三本だけ立てた
「そのまんまだぜっ！時間って基本、過去未来現在の３つに分かれてるだろ？」
「…ええ、そしてその３つそれぞれに神が宿ったのですわ」
「えっと…それで僕は過去…つまり、時を巻き戻したりできるよっ」
扇子を閉じながらふわりと飛び上がったスクルドと、やはりおどおどとしているウルド
「ウルドが過去で、時を巻き戻す？…じゃあ他の子は？」
「俺は現在…だから現在起こっている事に基本関与するんだ。時を止める、とかな？」
戦闘が得意だぜ！と言ってハサミをシャキンと鳴らすヴェル
…たしかに好戦的な瞳をしてるしね
「私は基本、防御が得意ですわ。未来予測をして常に攻撃を防ぎますの…ウルドは治癒が得意でしたわね？」
「う、うん…僕は治癒担当だよ…過去に戻す事が出来るから…」
恥ずかしそうに、でも得意げに言うウルドが可愛い
つまり、今まで時の力だと思って使ってきた力には、三種類あったという事だ
「…それにしても、なんで人型が匣に入れたの？」
そう…匣に入るのは、動物であるもの
理論上は可能であっても、実際にできるなんて思えない
「俺等は神の化身だからな、んなの朝メシ前だぜ！」
「…Chronusをご存知ありますわね？」
ヴェルの説明にクエスチョンマークを浮かべていれば、スクルドがため息を吐いて説明し始めた
ウルドは眠いのか、私の手の中でウトウトしている
「うん、力をくれたのはChronusだからね」
「私達もそうなのです。Chronusが創った力…」
「…君達も私と同じ時の神ってこと？」
こんがらがりそうな話に眉を顰めながらそう問えば、スクルドは首を横に振った
どうやら、そうではないらしい
「私達は…いわゆる、Aの
「…俺と、スクルドとウルド…この三神の上に立つ存在が主様で…
「僕は…A様についてく…僕の主様は貴女だけ…」
ウルドは目を瞬かせながら言ったが、睡魔に耐えられなかったようでコテンと眠ってしまった
それを手で抱えながら、スクルドとヴェルに視線を移した
「俺も、主様にしかつく気はねぇ」
「私も同じく、ですわ」
宙に跪く様にした2人は強い瞳をしていた
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BLACK(プロフ) - すっごく面白かったです！骸との絡みとお話の続きが気になります！更新お願いします！ (2021年8月17日 0時) (
レス) id: 5fa5486c5f (このIDを非表示/違反報告)
雪雛 - お身体大丈夫ですか？？体調管理もお気をつけてください。更新待ってます！ (2018年8月7日 20時) (レス) id: 42849da78e (このIDを非表示/違反報告)
はまよう(プロフ) - リボーンの夢小説で一番好きな作品です！ お体に気をつけてください！もしよければ更新待ってます(//∇//) (2018年5月2日 9時) (レス) id: 6acd6d9c40 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫♪♪(プロフ) - お身体に気おつけて更新頑張ってください！ (2018年3月28日 11時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
闇の道化師(プロフ) - 退院…出来ましたか？辛いですよね…入院って…これからも応援しているので、気が向いたら更新してくれると嬉しいです。 (2017年5月4日 9時) (レス) id: a4c5ed2f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2015年3月13日 18時
