【テニプリ】とても可愛いお姫様だね part 2 (ページ24)

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レギュラー side

切「すんません！！遅くなりました！！」

バタンと屋上のドアを開けて入ってきたのは切原

そんな切原を幸村が黒い笑みを浮かべて一瞥する

そうすれば、切原は幸村に向かってスライディング土下座をした

真「先輩を待たすとは…たるんどる！！」

幸「…隣で大きな声出さないで、五月蝿いよ真田」

真「む…すまん、幸村」

いつもの事というように、素知らぬ顔をして先に食べている丸井と仁王

さっさと食べて、Aの元へ行くためだ

幸「それじゃあ、食べようか」

幸村の合図で仁王と丸井以外も食べ始める

ジャ「Aは今日誰と食ってんだ？」

食べ始めてすぐ、Aが一人なのではないかと気を使うジャッカル

柳「…最近こちらに来ないとは思っていたが、Aと食べていたのか」

柳生「…Aさんに迷惑はかけていませんか？…特に仁王くん」

仁「…かけてないぜよ。やーぎゅはオカンか」

柳生「柳生、です。そして母親でもありません」

母性を発揮する柳生に仁王が突っ込む

それに、真面目に答えた柳生に仁王はため息を吐いた

幸「へぇ、一緒に食べてるのにまだ了承貰えてないんだ」

ビクッと肩を跳ねさせる仁王と丸井とジャッカル

そろーっと視線を移せば、切原に向けた時よりも黒い笑みを見せる幸村

仁「Aが手強いんじゃよ！」

丸「そうそう！な、ジャッカル！？」

ジャ「俺かよ！？まあ、そうだけどよ」

焦って、冷や汗を流す三人を見て、ため息を吐く幸村

切「ってかアレ、A先輩じゃないっすか？」

切原が指差す先は中庭

柳生と真田を除く全員が策に近づいた

柳「…電話をしているな…相手とは随分親しい様だ」

柳の言葉に、不機嫌になったものが若干名

丸「俺等といる時より、表情豊か過ぎんだろぃ」

ぷくーっとガムを膨らます丸井は拗ねたらしく、面白くなさそうに電話をしているAを見る

幸「…相手、誰だろうね」

仁「…氷帝のやつかのぅ？」

柳「その確率は低い…10%未満だ」

切「…夢李先輩じゃないっすか？」

柳「それも低いな…5%未満だ」

ジャ「…ってか俺等とストーカーと変わんねぇよな、これじゃ」

ジャッカルの声に、素早く先ほどまでにいた場所に戻るレギュラー達

幸「…あーあ、Aさん。マネやってくれないかな」

チラチラと中庭に視線を送りながら、幸村は呟く

そして、その声に何人かが頷いた

合宿まで、あと二週間と少し…