episode…35 ページ37
．
今にも殴られそうなチェルベッロを抱える
「っは…本当使い過ぎ…」
パチン
上がった息を整えながら左指を鳴らした
XANXUSさんが繰り出した左手は空を切る
「A様！？ありがとうございます！」
「…ん、XANXUSさん…女に手を出しちゃ、ダメだよ」
礼を言うチェルベッロを腕から下ろした私をXANXUSさんは少し目を見開いて凝視していた
…ああ、治すことしか出来ないとでも思ってたみたいだね
「…楽しくなってきたぜ」
ニヤリと笑うXANXUSさんに感動するヴァリアーと恐怖する綱吉さん達
綱吉さんが9代目と似ていると言うXANXUSさんの声を聞きながら朦朧としてきた意識を奮い起こす
XANXUSさんの指示でチェルベッロが動き出す
綱吉さんのリングがXANXUSさんに手渡されるのをボーッと見る
フラフラとランボの元にいき、腕の中に収めた
自分が巻いていたマフラーをランボに巻き、雨に当たらないようにする
…ああ、やばいなぁ
力、使い過ぎた
私は笑うXANXUSさんを最後に視界に入れて、気を失った
沢田 side
「ランボ！！」
XANXUSとヴァリアーが去った
…ランボが…！！
まだあいつは子供なのに！
ランボに駆け寄ると、Aさんが横たわっていた
「Aさん！？」
ランボはAさんのマフラーに巻かれていた
「A！！極限に顔色が悪いぞ！！」
お兄さんが抱きかかえようとするけど、お兄さん腕怪我してるし…
「ツナ、お前がAを運べ」
車が下にあるとリボーンがいうので、Aさんを抱えた
ランボは獄寺君が運んでくれるらしい
「…アホ牛、怪我が少なくなってねぇか…？」
「それはAのおかげだぞ」
えええ、Aさん怪我治せちゃったりするのぉぉ！？
「ああ、できるぞ」
「おいリボーン！勝手に心読むなよ！！」
「あの…十代目…口に出てました」
「ダメダメだな」
…うう、言い返せないっっっ！！
早歩きでAさんを運ぶ
…軽い
あと、お兄さんが言った通り本当に顔色が悪い
雨に長時間当たった所為か、それとも別のことが原因か
凭れかかるAさんの肌の色がとても白くて、
唇が青すぎて、
身体が冷たすぎて、
ヒヤリとした
このまま目が覚めなかったら…
一瞬、最悪な事が頭を過ぎったので慌てて首を横に降る
「…変な想像してんじゃねぇぞ」
「してないよ！」
じっと見てくるリボーンに、勢いよく否定した
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奈波 - 応援してます (2016年8月4日 14時) (
レス) id: 0cc9dec846 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 何でもは知らないですよ知ってることだけ(((( (2015年2月26日 18時) (レス) id: 4a7b8db4db (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - 梅干しさん» ありがとうございます。頑張りますね！ (2015年2月24日 21時) (レス) id: b96b0fe977 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し - 悪女キャラ来たーーー！ これからの展開楽しみです！ 更新頑張ってください！ (2015年2月24日 20時) (レス) id: 934c5ec7cf (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - ありがとうございます！頑張りますね！ (2015年2月22日 20時) (レス) id: b96b0fe977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2015年2月12日 18時
