episode…21 ページ23
．
「…普通爪ハゲるでしょ…」
「…死ぬ気だからな、これくらい大丈夫だ」
私の率直な疑問にリボーンさんが返す
私たちは今、山奥にある断崖絶壁を見下ろしている
綱吉さんは、その絶壁を下から登ろうとして失敗している
…下が川で良かったね
「ぅっわああぁあああぁあああ」
途中まで登っていた綱吉さんが、死ぬ気切れで川に落ちていく
「ちょっくら行ってくるぞ」
そう言ってリボーンさんは断崖絶壁を飛び降りた
…パラシュートを使って
ズガンッ
「死ぬ気で休むッッ！！」
「死ぬ気で休むって…どんなだよ」
聞こえてきた綱吉さんの声に一人突っ込む
確か…2日はここで修行だな
「…昼ごはん作るか…」
ポケットに入っていた紙に、お使いに行ってくると書いて、石を重石にして置いておいた
…家に帰って…ご飯作って…
好き嫌いあったらどうしよう…
…うん、無理やり口ん中に突っ込んでやろう
そう思って、山を降りた
「ツナさーん！降りられなくなっちゃいましたー！！助けてくださーい！！」
…三浦 ハル…初めて見たけど…面白…
あーあ、パンツ見られて真っ赤になっちゃったよ
「こんなとこでなにやってんだよ！！」
「修行してるって聞いて差し入れに来たんです！！」
「…初々しい…っていうか、元気ですね」
リボーンさんの隣に立って2人を眺めていれば、三浦 ハルが私に気付いた
「はひ！？誰ですかこのベリービューティフルな女の人はー！！！」
ササッとこっちに駆け寄ってきて私の両手を取って強制握手
「ッは！？まさかツナさんの彼女さんですか！？ハルショックです！！！！」
かと思ったら急に手を離して、綱吉さんの目の前に立って綱吉さんを揺さぶる
「もうハルのココロはブロークンです！…でもでも諦めませんよ！？」
「ハル、Aはツナの女じゃねぇぞ」
「はひ！？」
呆れたリボーンさんがそういえば、三浦 ハルは今にも失神しそうな綱吉さんから手を離した
「ッそうだよ！！確かにAさんは美人だけど俺はッッ……！？」
「…あれ？公開告白しないんですか？綱吉さん？」
綱吉さんが言おうとしたのはきっと、京子の事だろう
…言えばよかったのにとも、思わなくもなかった
「うわぁああああ、なんでもないよ、なんでも！」
たちまち顔を赤くして照れ始めた綱吉さん
「…修行…」
と、リボーンさんが私の左肩に乗って呟いた気がした
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奈波 - 応援してます (2016年8月4日 14時) (
レス) id: 0cc9dec846 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 何でもは知らないですよ知ってることだけ(((( (2015年2月26日 18時) (レス) id: 4a7b8db4db (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - 梅干しさん» ありがとうございます。頑張りますね！ (2015年2月24日 21時) (レス) id: b96b0fe977 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し - 悪女キャラ来たーーー！ これからの展開楽しみです！ 更新頑張ってください！ (2015年2月24日 20時) (レス) id: 934c5ec7cf (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - ありがとうございます！頑張りますね！ (2015年2月22日 20時) (レス) id: b96b0fe977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2015年2月12日 18時
