Prologue ページ1
私がここに来たのはいつだったかしら。
…もう何年も前ね。
あの頃の騒がしさはもう消えてしまった。
お母様も、あの日を境にいなくなってしまった。
かつての友人たちも、今はもう冷たくなっていて。
『……つまらないわ』
お母様に憧れて、何年も“お嬢様”をやってきたけれど
もう、いいかしら。
このセカイに希望はない。今は少し落ち着いているけど、
戦争が絶えない時もある。
……このセカイからもし出れたなら、少しは楽だったかしら?
普通に学校に行って友達と勉強でも出来たらよかったのかしら。
……今さら、こんなことを考えても意味なんてないのだけれど。
でも、こんなセカイに光を差してくれたのは
「A様、今日は早めに学校が終わったので!!!」
「司くん、セカイに行くのはやいよ〜っ!」
「はぁ……二人とも、自分のセカイだといっても、ここお城なんだから……」
「ふふ、まぁ楽しそうなんだからいいじゃないか」
『………貴方たち、だったかしら』
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Aseka* - ほんっとうにすみません。皆様…私…パスワードを忘れてしまいました…。いやほんと何やってんだろ私…馬鹿…。ということでそのお詫びと言ってはなんですけど、プロセカの愛され小説もう一つ作ります。改めて、申し訳ございませんでした。 (6月2日 7時) (レス) id: a722d9c967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aseka* | 作成日時:2023年5月23日 18時