偽りの僕は呪術師に

罰として ページ25

釘崎「ほら、男子はさっさと荷物持ち！」



虎杖「へいへい」



伏黒「なんで俺まで……」



『大丈夫ですか…？やっぱり私持ちますよ』



釘崎「良いんですよ先輩！こいつらは荷物持ちを了承して付いてきたんですから」






何だこれは



恵に付いてこいと言われて来てみたら、釘崎さんがいて虎杖くんがいて



そして私自身は何を買うわけでもなく
一緒にショッピングセンターを歩き回ってる



私いらなくね



ぶっちゃけ帰りたいけど帰れない……
何故か釘崎さん、いつの間にか私の事好いてるし



厄介な後輩だな……



そして男子二人が荷物持ちしてるの凄いね
もしかして釘崎さんって意外と好かれるタイプ？



なら余計私いらないよね



真希あたりを誘ってくれよ



伏黒「先輩も何か買ってきていいですよ。釘崎程の量じゃないでしょうし」




釘崎「あ"ぁ？なんか言ったかウニ頭」




伏黒「誰がウニ頭だって…？」




虎杖「まぁまぁ！落ち着け二人共」





…………全然仲良くないんだな一年



二人に荷物持ちやらせてる釘崎さん



元ヤンが隠せてない恵



二人の仲裁に入り、一番の被害者であろう虎杖くん




私が、口約束破って逃げたから罰としてここに連れて来られたのはまぁ分かる



恵も、一人くらいは荷物持ちがいた方が良いという事で
ここにいるのは分かる



なら虎杖くんが来た理由はどこに？



得がなくない？荷物持ちさせられて仲間の仲裁に入って



嫌嫌来てるってことかな



でも彼に限ってそれはないか



もしかして、優太とは別ジャンルのお人好しですか……



虎杖「にしても暑いなぁ〜、先輩飲み物とか大丈夫そ？オレ買ってこよっか？」







……今の時代には少ない存在




何となくだけど、虎杖くんって







善人？

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