怠け者の男 ページ8
アオ「今日はチャンピオンとして仕事があるから…パルデア地方に帰る明日でもいいかな？」
『うん』
アオ「スグリとゼイユ…いなくなっちゃったね」
『うん』
アオ「お別れの言葉ぐらいしたかったのに」
『うん』
アオ「さっきから…ぼーっとしてるけど大丈夫？」
『うん』
アオ「A？…おーい」
『え、な…なに』
アオ「体調悪いの？」
『大丈夫…考え事してた』
アオ「無理しないでね」
『うん』
アオイと別れて…ぼーっとしてると
??「先客か？」
『…』
??「ここに人がいるのは珍しいな」
『変出者、排除する』
??「残念、ここの生徒」
『怪しいけど…』
??「いきなり殺意が消えた…！」
『…気のせい』
??「オイラはカキツバタ」
カキ「お前さんは？」
『…A』
カキ「チャンピオンが言ってた奴か」
『…四天王のカキツバタ』
カキ「そう！…ところで」
『なに』
カキ「その首の赤やつはなんだ」
『…？』
カキ「これ」
そういいカキツバタはボクの首を触る…少しくすぐったい
『スグリがやった』
カキ「…」
ボクが言うとカキツバタはニヤニヤした顔で
カキ「その意味知りたいかい？」
『うん…？』
カキ「それはなぁ」
??「こんなところにいたんですね」
カキ「…タロ」
『…』
??「カキツバタと…Aさんですよね…？」
『うん』
??「私はタロです」
タロ「仲良くしてください」
『…よろしく』
タロ「アオイさんから聞いてたけど…すごく可愛い」
『ありがと』
タロ「あとでゆっくり話しませんか？」
『いいよ』
タロ「…ところでカキツバタ」
カキ「な、なんだ」
タロ「…ここでサボってたんですね」
カキ「別にサボってはねぇよな…な、A」
助けを求めるような目で言ってきた…
『…』
タロ「本当のこと言っても大丈夫です…Aさんの責任じゃないので」
どうしよう…タロって人いい人そうだし…なるべく嘘はつきたくないけどカキツバタの話の続きも聞きたい
『…ワガママ言った』
カキ「え…」
『引き留めた』
タロ「そうなんですか」
『カキツバタ悪くない』
カキ「ってことだよタロ」
タロ「Aさんが言うなら」
『…ごめん…なさい』
タロ「いえ…教えてくれてありがとうございます」
『少し借りる…いい？』
タロ「…仕方ない、可愛いAさんのお願いです」
ごめんなさい…タロさん…嘘ついた
カキ「なんでオイラを助けた？」
『話の途中』
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作者名：こつら x他1人 | 作成日時：2023年12月25日 11時
