エリアゼロで見つけたペパーの弟 (ページ3)

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ペパーページ3

『日の光…』

僕は光に耐えられずアオイという人物の後ろに隠れる…何故か安心する

スグ「…俺の後ろに隠れてもいいんだよ(ニコッ」
『…』
アオ「ペパーに連絡したほうがいいよね」
『…？』
アオ「ペパーは博士の息子だから…」
『…兄』
アオ「そう！」

僕に兄がいることは知っている…博士が教えてくれた…名前は今初めて聞いた、ただ覚えてないだけかもしれないけど

アオ「ここからならペパーにすぐ会えるね」
スグ「い、いやだ！」
『…！』

なぜこの人が否定するんだ…

スグ「もう少し…Aと」

別にどっちでもいい、ペパーという兄に会いに行くのか…この人といるかなんて

アオ「…Aはどっちがいい？」
『え…？』

本当は今すぐでも会いに行きたい…
…けど今更弟と名乗るものが現れても僕を受け入れてくれるのか
そう思っていた時何か暖かいものが僕を包んだ

スグ「震えてたから…」

僕はいつの間にか震えていたのか…なんか生きてるって感じがする
…もう少しだけこの暖かさに触れていたいって思うのはワガママなのかな

スグ「え、涙流すほど嫌だった！？」

涙を流していたらしい…その時スグリが手を離そうとした、僕はとっさにスグリを掴んだ

スグ「え」
『違う…スグリ暖かい』
スグ「…」
『このまま』
スグ「う…あぁ」
ゼイ「私も暖かいわよ」
『…』

ゼイユのほうに僕は行った

『暖かい』
ゼイ「でしょ」
スグ「姉ちゃん！」

…姉ちゃん

アオ「大丈夫？」
『うん』
アオ「ずっとあそこに1人いたの？…ご飯とかは」
『チルタリス全部やった』

チルタリスが全部やってくれた…エリアゼロには少なからず木の実はある…毎日それを持ってきてくれた…博士がいる前までは博士と食事をしていた

アオ「そうなんだ…ペパーってね、料理すごい上手いの！」
『…』
アオ「今度一緒に食べよ！！」
『…うん』

受け入れてくれたの話だけど

アオ「…」
『…』
アオ「ペパーはね…Aのことを毎日考えていたんだよ」
『え』
アオ「だからきっと大丈夫(ニコッ」
スグ「もし良ければの話だけど…俺もいるから」
アオ「どうしよう」
『兄さんに会い…たい…けどスグリたちとも、まだいたい』
スグ「…！」
ブラ「ならしばらくの間ブルーベリー学園の生徒になるのはどうだ？」
『生徒？』
アオ「…いい案だと思います！」