世界が変わった日 (ページ25)

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地獄ページ25

真紀さんは清掃？が終わると車のドアを開けて

「じゃあ、綾ちゃんと優也くんとで行って来て。私は車の中で待機するから」

.........

「真紀さん、なんで私が....」

「私は方向音痴だからさぁ！」

「そんな事言われても...」

「青春だよ、青春して来なさい。恋せよ乙女！って....綾ちゃん？ナイフ...しまって？」

私は不満を抱きながらも、先輩と校内へと向かった。

死臭と腐臭が酷い。玄関は血が凄く飛び散ってる。

「綾....気をつけろよ....」

と先輩が言った。

私は先輩の言葉通り、慎重に2階へと向かった。

シャッターの前に立った。先輩が試しにシャッターに耳を傾ける。

無音だ....

先輩はシャッターを開けて中に入り私も続いて入った。

中は案外、綺麗だ....ここで生徒達が過ごしていたのだろうか.....。

でも、生徒達の姿は無い....おかしい、変だ。

「綾、ちょっと.....」

一足早くに行っていた先輩が言った。私は先輩が指を指している方を見た。

廊下の奥に、生徒達の変わり果てた姿が、

先輩は、ここは諦めて3階に上がろうと言い。後にした。

生徒達の変わり果てた姿の中に、クラスメイトや友達がいたので、私はシャッター越しから合掌した。

3階に上がった。今度も同じ方法でシャッターに耳を傾けた。無音....では無かった。唸り声や貪り食う音が聞こえた。

先輩はもう出ようとした時、、、

突然、シャッターが開いた。

シャッターが開くと、変わり果てた姿の生徒達がいた。唸り声をあげ、こちらへと向かってきた。

先輩が私の手を握ると

「逃げるぞ！」

と、言った。

先輩と私で逃げた。玄関に戻ろうとしたら奴がいた。

先輩と私は玄関を後にし、別校舎へと向かった。

無事に出れるか.....

先輩と私の脱出劇が

始まった。