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「────それで、天邪鬼族は鼻を斬り落とすと感覚が無くなるんです。だから、真っ先にそこを切って、少しずつ四足を落とすと、観客が喜ぶんですよ。そいつら、腕が無くなっても暴れますから」

本当は誰にも言いたくない話。
反吐が出るくらい嫌いな自分のこと。
命令されたままやった事とはいえ、
やって来たことは全て罪である。

話そうと決めた理由は気紛れだった。

目を輝かせながら多勢の人々が通り過ぎていく。
それを横目に綴るコノ話が、過去のお伽話であると
自分に言い聞かせたかったのかもしれない。

まぁこの人だったら嫌われてもいいか、と話し始めた訳だが、
沖田さんはむしろその手の話が好きらしい。
斬る感触まで聞いてくる。
喋る人を間違えたか。


「あとは、」と言った私を遮るバイブレーションの音。

「良いところだったのに。土方の野郎」

耳を疑うような言葉を呟き、沖田さんが携帯を取り出した。
着信画面には、罵詈雑言を書き連ねた連絡先名。

「オイ総悟、何処にいる」

電話口、土方さんの声だ。

「ちょっくら散歩してやした」

チラチラと私を見てくる。
サボりのくせに口裏合わせしろとでも言うのか。

「てめェまたサボっ……いい、説教は後だ。すぐに戻って来い」
「何事で?」
「緊急事態だ」

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シヴィル(プロフ) - とっても面白いです!何か理由があって更新できなくなったのかもしれないけど少しずつでいいので進んでみてください。応援しています! (2018年3月27日 16時) (レス) id: 5703f71a40 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あーたぁさんだぎぃ | 作成日時:2018年1月19日 21時

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